岐阜県岐阜市(ぎふし)には、金華山(きんかざん)があります。
山頂の岐阜城はかつて、斎藤道三(さいとう どうさん)や織田信長(おだ のぶなが)の居城でした。

ちなみに金華山のふもとには、発掘調査された織田信長居館跡があります。
信長といえばこれまで怖いイメージでしたが、客人を喜ばせるのが好きでよくもてなしていたそうです。
ということで、金華山に登ってきました。
十数年ぶりに馬ノ背登山道を登ったのですが、登山道が尾根筋から北側斜面へずれてしまったようです。


鏡岩緑地駐車場(岐阜公園第3駐車場)へ
まずは、岐阜公園の第3駐車場になっている鏡岩緑地駐車場へ向かいました。
岐阜公園のいくつかある駐車場のうち、一般車が無料で停められるのは唯一ここだけとなっています。
ということで丁字路「岐阜公園前」からは、国道256号線(長良橋通り)を北へ進みました。
長良橋の手前で側道へ入ったら、高さ制限2.5メートルの高架下をくぐり抜け、すぐに左折して長良川方面へ。
岐阜護国神社北側の道路が車両通行止めだったため急遽、進路変更しました。

長良川沿いの並木道に出たら右折してちょっと進み、河川敷の駐車場へ下りていきました。
鏡岩緑地駐車場は、長良川の増水によって水没するおそれがあります。
めい想の小径で丸山へ


さて岐阜公園の中に入ったら、御手洗池(みたらしいけ)の前を通って、めい想の小径登り口へ向かいました。
ちなみに御手洗池は、関ヶ原の戦いのときに岐阜城の奥女中たちが飛び込んで、帰らぬ人となった場所です。


めい想の小径を登り始めると、岩盤を削って道を通したようで、至るところが岩場になっていました。
ただ勾配は比較的緩やかなので、楽に登っていけます。


丸太階段を登って、旧伊奈波神社があったという丸山に着くと、烏帽子岩(えぼしいわ)が現れました。
さらに奥へ進むと、丸山頂上は平坦地になっており、石造りの祠(ほこら)があります。
馬ノ背登山道を登って


ということで、丸山からは馬ノ背登山道を登っていきました。
すこし岩場を登った先で二股道になっていましたが、右は緑色ロープで立入禁止なので、左へ進みます。
十数年前に歩いた馬ノ背登山道は、たぶん右の旧道だと思われます。


馬ノ背登山道はめい想の小径と比べると、かなり急勾配で段差が大きくなっていました。
また森の中を通り抜けていくので、見晴らしはまったく望めません。

ひたすら馬ノ背登山道を登っていくと、途中に石垣がありました。
もしかすると岐阜城の遺構で、攻め込んでくる敵を迎え撃つために築かれたのかも知れません。
金華山頂上の岐阜城へ


さて石垣を過ぎると、遠くの方に金華山頂上と思われる光が見えてきました。
ただまだまだ険しい道が続くので、慎重に登っていきます。

最後にコンクリート階段を登っていくと、ようやく大手道に合流できました。
めい想の小径のように遠回りせず、尾根筋をまっすぐに登ってきたからか、時間はあまり経っていません。


せっかくなので、金華山からの景色を眺めておきました。
すぐ近くには、岐阜城がそびえています。
つぎは金華山を下山します。
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