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【岐阜】岐阜市の金華山と山麓城主居館跡 その3 (岐阜公園内の織田信長居館跡篇)

名所史跡めぐり
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岐阜県岐阜市(ぎふし)には、金華山(きんかざん)があります。
ふもとには、発掘調査された織田信長居館跡があって、見どころのひとつとになっているようです。

ということで、金華山に登ってきました。
十数年ぶりに馬ノ背登山道を登ったのですが、登山道が尾根筋から北側斜面へずれてしまったようです。

金華山周辺地図
金華山周辺地図

岐阜城天守から、ロープウェイ乗り場まで歩いたあとは、百曲り登山道を下って、岐阜公園まで来ました。

冠木門から織田信長居館跡へ

さて岐阜公園に入ったら、織田信長居館跡を見るために、冠木門(かぶきもん)まで来ました。
かつての出入り口は板垣退助像のあたりだったようですが、幅広の坂道が造成されて様子が変わっています。

石段を登っていくと、通路の両側には威厳を示すための大石が並べられていました。
斎藤氏の居城であった稲葉山城を埋めて築かれたので、地面の下にはその遺構が埋まっています。

織田信長居館跡はかなりの部分が、風化を防ぐためかシートですっぽりと覆われていました。
ただ居館にいくつも造られたという庭園跡を、一部垣間見られます。

織田信長居館跡の中枢と奥座敷、大庭園の滝

さらに石段を登っていくと、織田信長居館跡の中枢と見られる、だだっ広い平坦地に着きました。
居館の二階部分には、信長の正室 濃姫の部屋があったと考えられているようです。

また居館の三階からは、山側の奥座敷へと続く通路があったのだとか。
信長は居館に国内外から客人を招いており、城下町の人びとはここを「信長の極楽」と呼んだそうです。

谷川に架かる赤い橋を渡ると、織田信長居館大庭園跡に着きました。
当時は巨大な岩盤の上から 2条の滝が流れ落ちていたそうで、岩肌には赤黒い跡がついています。

三重塔を見上げて

さて大庭園跡から山側を見上げると、巨大な石垣の上に真っ赤な三重塔がそびえていました。
せっかくなので、石段を登って見に行くことに。

ところが三重塔は、織田信長居館跡と縁もゆかりもない建物でした。
大正天皇の即位を祝う記念事業として建てられた、記念塔なのだそうです。

ただ三重塔への入り口の門は固く閉ざされており、近づくことが出来ません。
諦めて駐車場へ戻りました。

向かって左側の石段を登ると、柵越しですが、けっこう近くまで行けます。

あとがき

今回は金華山に整備された登山道のうち、最後に残った馬ノ背登山道百曲り登山道を歩いてみました。
十数年前はじめて金華山を訪れたとき、通った登山道です。

ところが馬ノ背登山道は、日なたの尾根筋からすこし北側斜面へずれて、日かげの道に。
また百曲り登山道は、至るところに岩の露出する荒れた道になっていました。

金華山は観光地になっており、人気の山なので仕方がないのかも知れません。
またそのうち、気が向いたら登りに来たいと思います。

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