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【滋賀】犬上郡多賀町の胡宮神社から青龍山に登って その1 (駐車場から磐座へ篇)

名所史跡めぐり
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滋賀県犬上郡多賀町(いぬがみぐん たがちょう)には、胡宮神社(このみや じんじゃ)があります。
以前から、すぐ横の国道307号線を通っていたのですが、お参りしたことはありませんでした。

かつてこのあたりには、100坊あまりの建物を有する天台宗の敏満寺(びんまんじ)があったのだとか。
浅井長政織田信長に相次いで焼かれて衰退し、その跡地に整備されたのが胡宮神社だそうです。

むかしの寺院は現在と違って、大きな権力を持っていましたし、武装した僧兵も抱えていました。

ということで、胡宮神社から青龍山に登ってきました。
かつて遊歩道が整備されたようですが、かなり廃(すた)れてきています。

胡宮神社の駐車場へ

まずは、胡宮神社の駐車場へ向かいました。
国道307号線で、名神高速道路の多賀サービスエリアの近くを通ると、裏参道入り口があります。

裏参道の石鳥居の手前には下乗石があって、乗り物から降りることを求めていました。
駐車場が用意されているので、自動車を隅っこに停めておきます。

胡宮神社境内図
胡宮神社境内図

ちなみに駐車場から見て裏参道の向かい側には、胡宮神社境内図が設置されていました。
建物の向きが意図的に揃(そろ)えられているため、建物のあいだをつなぐ道は実際とは違っています。

磐座の道を登って

さて裏参道拝殿の方へ歩いていると、「磐座(いわくら)の道」という分かれ道がありました。
胡宮神社へお参りするのは後回しにして、まずは磐座を見に行くことにいします。

しばらく山道を登っていると、「高電圧危険さわるな!」と書かれた獣害防止柵がありました。
扉を通り抜けたあとは、貼り紙にしたがって、鎖で扉を元通りに固定しておきます。

農地を荒らすイノシシ

あとはひたすら坂道を登っていきました。
処どころに整備された丸太階段は、結構な年月を経ているようで、ボロボロに朽ちています。

お池へ寄り道

しばらく山道を登っていると、二股に旧跡「お池」への案内板がありました。
案内板には「約50メートル下」と書かれているので、坂道を下って見に行くことに。

すると程なく、竹柵に囲まれたお池らしき場所に着きました。
水面がすっかりシダ植物に覆われているので、お池の全体像はまったく判りません。

御幣

お池は、山頂の磐座へお参りするとき、身体と供物を清める場所だったのだとか。
日照りが続いたときには、雨乞いの儀式を行う場所でもあったそうです。

龍宮と磐座

さてお池から来た道を登って、ふたたび磐座の道を登っていくと、尾根筋鞍部の分岐点にたどり着きました。
どちらへ進もうか迷いますが、まずは磐座を見に行くことにします。

龍宮と磐座

すこし坂道を登ったあと、石垣の上に通された参道を歩いていくと、すぐ磐座に着きました。
これまで巨岩をいくつも見てきたので、それらに比べると小振りに感じます。

磐座の下には、「龍宮」と呼ばれる小さな祠(ほこら)が安置されていました。
磐座は、初期の山岳信仰のご神体として、祀(まつ)られていたそうです。

つぎは青龍山頂上に登ります。

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