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【滋賀】湖東三山のひとつ金剛輪寺を訪ねて その1 (駐車場から黒門と赤門へ篇)

神社仏閣めぐり
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滋賀県の琵琶湖の東側には、湖東三山(ことうさんざん)とよばれる、古くから続く 3つのお寺があります。
龍応山 西明寺松峰山 金剛輪寺釈迦山 百済寺がそれです。

もみじ寺

もみじの紅葉が美しいことで有名なので、過去に何度も訪れたことがあります。
毎回たくさんの参拝客で、境内は溢(あふ)れかえっていました。

ただ人気(ひとけ)の少ないお寺というのも、趣(おもむき)があって良いものです。
百済寺に引き続き、暖冬で雪がまったくない真冬の金剛輪寺を訪れてきました。

金剛輪寺の駐車場へ

湖東三山のうち真ん中に位置する金剛輪寺へは、国道307号線の交差点「松尾寺」で東へ曲がります。
あとは道なりに進んでいくと、広い駐車場にすぐ到着しました。

金剛輪寺は駐車場がかなり広いのですが、紅葉の時期には大混雑します。
真冬なので訪れる人も少ないのですが、それでも数台の自動車が停まっていました。

まず最初に参拝者を出迎えてくれるのは、なぜか駐車場の脇にあるカエルの石像です。
他には、通称バイク地蔵とよばれる一馬地蔵も祀(まつ)られています。

バイク地蔵はオートバイや自転車に乗る人を見守っているのでしょうが、カエルの石像はよく判りません。
もしかすると、無事に帰る(カエル)ことを願って設置されたのかも知れません。

黒門とよばれる、惣門

金剛輪寺の黒門
金剛輪寺の黒門

さて金剛輪寺の惣門は、その色合いから「黒門」とよばれています。
黒門だけだと目立たないので、その中央には「聖観音」と書かれた赤い提灯がぶら下げられていました。

聖観音とは、金剛輪寺のご本尊である聖観世音菩薩の省略形です。

金剛輪寺の石畳の参道
金剛輪寺の石畳の参道

黒門をくぐると、長い参道がずーっと奥の方へ続いています。
その参道に沿って、両側に立派な石垣があるのは、僧坊が建てられていた跡だそうです。

どれほど多くの僧坊が建てられていたのかは、よく判りません。
ただお寺の入口近くまで石垣があるので、非常に多くの僧とその家族が暮らしていたことだけは判ります。

西谷堂の手前を左へ曲がって

参道の真ん中に設置された手すりの右側を歩いていくと、参拝受付に着きました。
受付の方と話していると、冬のこの時期はサザンカの花が見頃なのだとか。

サザンカは、ツバキ科ツバキ属の常緑広葉樹です。
サザンカとツバキは似てますが、ツバキは花が丸ごと散り、サザンカは花びらだけが散ります。
有名な童謡「たきび」の2番の歌詞の歌い出しに登場します。

ちなみに、かつて山中に整備されていた遊歩道は、倒木などのため通行止めだそうです。
ということで、さっそく参拝順路の案内板を参考にして、本堂へ歩き出しました。

西谷堂の手前を左へ
西谷堂の手前を左へ

阿弥陀如来が祀(まつ)られている西谷堂に突き当たったら、その手前を左へ曲がります。
ちなみに西谷堂の前には、阪神大震災の犠牲者追悼の碑が建てられていました。

土壁だけが赤い、赤門

金剛輪寺の赤門
金剛輪寺の赤門

さて西谷堂から歩いてくると、正面に「赤門」と名付けられた門がありました。
一般的に赤門といえば、将軍家と縁(ゆかり)が深い家だけに許された、真っ赤な門を思い浮かべます。

ところがこの門は、土壁の表面だけが赤いようです。
赤い土壁といえば金沢が有名なので、もしかすると加賀百万石の前田家と縁があるのかも知れません。

赤門の中にも石垣
赤門の中にも石垣

赤門から奥へは入れないので、すこしだけ中をのぞいてみました。
生け垣と石垣に挟まれた石畳の通路が曲がっていて、ちょっと趣(おもむき)のある雰囲気がします。

つぎは明寿院の名勝庭園を歩きます。

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