福井県三方郡美浜町(みかたぐん みはまちょう)には、国吉城址(くによし じょうあと)があります。
大河ドラマ「麒麟がくる」を見ていて、その存在を知りました。
ということで、若狭国(わかさのくに)の国吉城址に登ってきました。
ただ、そのついでに登りかけた近くの御岳山(おたけやま)は、途中で断念しています。

国吉城址への遊歩道を登り始めて、城主居館跡で敷石遺構や礎石建物群跡を見たあとは、つづら折りの遊歩道を登って、二ノ丸跡に着きました。
五木ひろしさんの「ふるさと」
二ノ丸跡から遊歩道へ ふたたび遊歩道を登って
国吉城址二ノ丸からはふたたび遊歩道まで戻って、さらに国吉城址を目指して登っていきました。
山側の木が伐採されて、処どころ明るくなっているので、もう山頂が近いようです。
城山山頂まで 200メートル ほぼ平坦な道
途中に小さな曲輪跡があったので、寄り道して戻ってきたら、残りは 200メートルになっていました。
丸太階段は次第に緩やかになっていき、ようやく見晴らしの良い場所に。
帯曲輪直前(左) 帯曲輪直前(右)
遠くの景色を眺めていると、ふもとの方から五木ひろしさんの曲「ふるさと」が聞こえてきました。
時刻は午前11時半だったので、昼食の支度を始める合図なのかも知れません。
五木ひろしさんの出身地は、福井県三方郡美浜町です。
帯曲輪段を通って北堀切
本丸下帯曲輪段石垣 城山山頂まで 100メートル
さて見晴らしの良い場所から角を曲がると、あたりには国吉城址の雰囲気が漂(ただよ)っていました。
城山山頂までは、もうあと 100メートルしかありません。
分岐点(左)連郭曲輪群(奥)北堀切(右)本丸跡
程なく連郭曲輪群(れんかく くるわぐん)と本丸跡との分かれ道に差し掛かりました。
すぐにでも本丸跡へ行きたいところですが、海を見たいので、まずは連郭曲輪群を見に行くことに。
ただその前に、案内柱の後ろにある北堀切を見に行きました。
北堀切 石垣に使われた石仏群
平常時の堀切に架けられるのは一般的に土橋なのですが、ここ北堀切には木橋が架けられていたのだとか。
北堀切の両岸には石垣が施されており、橋脚用の礎石も発掘されています。
連郭曲輪群Ⅱ郭からの景色

北堀切を見たあとは、海の景色を見るために連郭曲輪群の方へ進みました。
樹木がかなり伐採されているので、見晴らしが期待できそうです。
連郭曲輪群Ⅱ郭から(左) 千鳥苑、連郭曲輪群Ⅱ郭から(右)
きれいな花が咲くのか何本か木が残されていますが、それでも雄大な景色は見ごたえがありました。
浜辺に沿って、広い駐車場を備えた商業施設もあるようです。
実は「千鳥苑(ちどりえん)」という有名なドライブインです。
以前からお土産を買いに何度も訪れているのですが、まったく気づきませんでした。
連郭曲輪群の一番先端へ
Ⅱ郭からⅢ郭を見下ろして がけ道を下ってⅢ郭へ
折角なので、段々になった連郭曲輪群の中をひと通り歩いてみました。
Ⅱ郭からⅢ郭へ下りるところだけは急勾配なので、注意が必要です。
Ⅲ郭からⅣ郭へ Ⅳ郭から天王山を仰いで
あとは郭と郭をつなぐ道が用意されているので、のんびりと歩いていきました。
木立の向こうには、大きな天王山が見えています。
Ⅵ郭 妙見堂へ下る道
連郭曲輪群の先端であるⅥ郭の端まで行くと、急斜面にロープが張られていました。
上手く尾根筋をたどっていけば、ふもとの妙見堂まで下りられるようです。
さらに国吉城址を歩いていきます。
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