以前、滋賀県高島市今津町(たかしまし いまづちょう)の酒波寺を訪れたとき、あたりを散策していたら偶然、近江坂古道の入り口を見付けました。
一旦は近江坂古道を登り始めてみたのですが、あまりにも遠いので、酒波寺に戻ることも考えて、かなり手前で引き返すことにしました。

ということで今回は自動車に乗って、近江坂古道の終点にある闇見神社に向かいます。
酒波寺から闇見神社へは
山の中を通る近江坂古道を歩いていくと、闇見神社までかなりの時間を要しますが、自動車に乗っていくと、すぐに着いてしまいます。
実際には県道218号線を通ったので、すこし遠回りになりましたが、鯖街道の熊川宿を越えたところから山越えすると、近道のようです。
国道27号線に出たら右折して、敦賀の方へ向かいます。
道端に出ていた「三十三間山 登山道」の案内板に従って、山裾の道を進んでいきました。
三十三間山の登山口

三十三間山 登山道入り口
さてまず最初に見つけたのは、「三十三間山 登山道入口」という看板です。
三十三間山(さんじゅうさんげんざん)は、近江坂古道の最後に越える山なので、すこしだけ寄ってみることにしました。

三十三間山登山道案内図
この場所には、三十三間山の登山客のために、2ヶ所の駐車場とトイレが用意されています。
第1駐車場には、すでに数台の自動車が停まっていました。
登山届を出すのは大事

登山届入れ
三十三間山の登山道の入り口には、登山届を入れておく箱が設置してあります。
ボクは普段、かなり低い山ばかりに登るので、初めて見ました。
低い山でも何があるか判らないので、本当は登山届を出すべきなのでしょうね。
なおそのとなりには、登山用の杖も置いてありました。
何だか気配りが行き届いているので、登山道もきっと整備されていることでしょう。
闇見神社の入り口
ただ今回は目的が違うので、目的地の闇見神社に向けて出発します。
さらに山裾の道を北に進むと、闇見神社の入り口に立ててある看板を見付けました。
- 闇見神社の入り口
- 手水舎と鳥居
看板の文字が向こうを向いていたので一度、通り過ぎてしまいました。
1台の自動車が、手水舎の手前で左に曲がって登っていくので、マネをします。
すると道が狭くて最後は急カーブでしたが、闇見神社の境内に到着しました。
闇見神社の境内
闇見神社には専用の駐車場がある訳ではなくて、境内に車止めが置かれ、5台ほどの自動車が停められるようになっているだけです。
道も狭いので、一度に多くの自動車が境内まで上がってくると、身動きが取れなくなるおそれがあります。

闇見神社の本殿
さて自動車を停めて拝殿まで来ると、すでに拝殿の前には 2台の自動車が停まっています。
拝殿の横を通り抜け、奥の本殿まで進んで参拝してきました。
とりあえず闇見神社を訪ねるという目的は達成できました。
あとがき
現在、闇見神社は若狭町成願寺(わかさちょう じょうがんじ)にあります。
そもそもは郷社だったそうなので、大むかしは三十三間山の登山口がある、若狭町倉見(わかさちょう くらみ)にあった可能性があります。
登山口の近くを川が流れているので、もしかすると大雨などで鉄砲水が発生し、闇見神社は一度流されてしまったのかも知れません。
大蛇が災いをもたらしたという伝説が残されているのは、過去の水害が後世に伝えられた場合が多いようです。
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