つい先日、歩いているうちに段だん血の気が引いていき、めまいがするようになってしまいました。
めまいでまともに歩けないので、しばらくじっと休まなければなりません。
母の血圧計を借りて、落ち着いた状態で測ってみることに。
すると、血圧が通常より低く、心拍数が通常より高くなっていました。
結局のところ数日経つと、どちらも元通りの数値に戻って、普通に歩けるようになったのですけどね。
どうやら「下船病」とも呼ばれる「陸酔い(おかよい)」という症状だったようです。
月曜日の夜、発症
違和感を感じたのは、とある週の月曜日の夜でした。
風呂から上がって寝室への階段を登り終えると、なにやら微かにめまいがします。

そのときはさして気にもとめず、そのまま寝てしまったのですけどね。
たぶん「陸酔い」の症状が、現れ始めていたのでしょう。
船に乗ったのは、直前の土曜日です。
火曜日の夕方、症状に気づく
本格的に症状を感じたのは、翌日の火曜日の夕方でした。
歩いて数分の車庫まで行こうとすると、途中からめまいが起きてフラフラになってしまいます。

自宅に戻ったあと、母の血圧計を借りて測ってみることに。
すると、血圧は 110/70mmHg、心拍数は 98回/分で、低血圧の高心拍数になっていました。
もしかすると心臓や血管の病気かも知れませんが、ふだん山登りしていても特に違和感を感じません。
とりあえず一晩だけ様子を見てみることに。
血圧と脈拍、数日で正常値
結局、水曜日の朝には血圧が、木曜日の朝には心拍数が正常値に戻って、事なきを得ました。
ためしに自宅の廊下を何度か往復してみましたが、もうめまいはしません。
さらに様子を見るため、数日ほど血圧を測ってみましたが、安定して正常値のままでした。
ショッピングモールの中を歩き回ってみましたが、どこまで行っても大丈夫そうです。

ただ連日の高心拍数のせいで、もしかすると心臓の筋肉が疲れているかも知れません。
しばらくは過度な運動を控えた方が、良いかも知れません。
自律神経の乱れによる、陸酔い
今回の症状の原因として思い当たるのが、発症する数日前に島へ渡るため乗った小型船です。
片道5分の短い乗船だったのですが、小型船が水面を激しく飛び跳ねていました。
三半規管に異常な刺激が加わると、平衡感覚に異常を来して、自律神経が乱れることがあるそうです。
数日後のことですが、船から陸へ上がったあとに症状が出たので、「陸酔い」と呼んで構わないでしょう。

個人差がありますが、次のようなもので「陸酔い」が発症するそうです。
- 自動車や電車、船
- 遊園地の乗り物や高速エレベーター
- 地震
そういえば子供のころ、観光バスに乗っていると毎回、決まって車酔いしていました。
あとがき
子どものころ、家族旅行で三重県の鳥羽市へ遊びに行ったときのことです。

小型遊覧船で周遊したあと陸に上がると、地面が揺れているように感じて、まともに立っていられませんでした。
このときの症状も「陸酔い」だったようです。
子どもだったので、幸いなことに数分で「陸酔い」は治ってしまいましたけどね。
あれから数十年、発症するにも完治するにも、数日という時間を要するようになりました。
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