以前、滋賀県米原市番場(まいばらし ばんば)の鎌刃城跡(かまはじょう あと)に登ったときのことです。
下山して番場宿の中を歩いていたら、鎌刃城トレッキングマップ(有料)の存在を知りました。
調べてみると、米原市の公式ウェブサイトにおいて、PDF形式で無料配布されています。
そのサイトには、他にも気になるトレッキングマップが、ダウンロードできるようになっていました。

ということで、それらのトレッキングマップの中から松尾寺山(まつおじ やま)を選んで、登ってきました。
松尾寺山は、滋賀県米原市上丹生(まいばらし かみにゅう)にある低山です。
あらかじめトレッキングマップを印刷して
以前、鎌刃城跡に登ったときは、地図を持たずに歩いていました。
一応、山中の至るところに案内板が設置されていたので、大丈夫だったのですけどね。
やっぱり手元に地図があると安心です。
もし案内板が設置されていなくても、道に迷うおそれが減ります。

米原市内の主要なトレッキングマップは、米原市の公式ウェブサイトから無料でダウンロードできます。
松尾寺山へ出発する前に、あらかじめ「鎌刃城跡~松尾寺跡トレッキングマップ」を印刷しておきました。
当初の予定では、松尾寺山から尾根筋を通って、鎌刃城跡の方へ行く予定でした。
しかし実際は、松尾寺山を歩き回っていたら時間がなくなったので、下山してしまいました。

鎌刃城跡駐車場へ
ということで鎌刃城跡駐車場に向かいます。
鎌刃城跡駐車場へは、米原インターチェンジのすぐ西にある国道21号線の交差点「樋口西」で南に曲がって、樋口岩脇線を道なりに進みます。
番場宿の石碑と信号がある交差点で南へ左折して、しばらく旧中山道を進みます。
すると小さな川(菜種川)に橋(町屋橋)が架けられており、「鎌刃城跡」の案内板が立てられています。

その橋の手前を右へ曲がったところに、鎌刃城跡駐車場があります。
どこにも駐車場とは書かれていないのですが、無料で停められます。
久禮の一里塚を経由して
松尾寺山の登り口はいくつかありますが、今回は西坂登り口から登ることにします。
まずは、旧中山道を歩いて、米原ジャンクションの方に向かいました。
明治天皇番場御小休所 旧中山道のシダレザクラ 米原ジャンクション付近
番場は旧中山道の宿場町だったので、至るところに往時を偲ばせる、問屋場や本陣などの跡地があります。
それらを探しながら歩いていると、高架の近くに一里塚跡がありました。

このあたりは「久禮(くれ)」という字名なので、「久禮の一里塚跡」と呼ばれているようです。
一里塚はもうありませんが、ハイキングする人の休憩場所に良いかも知れません。
古語辞典で「くれ」を引くと、「暗」という意味になります。
むかしは樹木が鬱蒼(うっそう)と茂る、暗い道だったのではないでしょうか。
西坂登り口へ
名神高速道路の高架下 松尾寺への案内板 松尾寺山の見どころ
久禮の一里塚を出発して高架下をくぐったら、すぐに南へ右折します。
さらに道なりに高架下をくぐって、巨大な工場の間の歩道を進んでいくと、西坂集落の中に入りました。
西坂集落の中には、松尾寺へと続くハイキングコースの案内板が立てられています。
また、たいへん参考になる「松尾寺への登山道と見どころ」と書かれた地図もありました。
狭い道を通り抜けると 鐘つき堂の奥に登り口
道がだんだん細くなりますが、そのまま進んでいくと、正恩寺の鐘つき堂が現れます。
その奥には、山の中へと続く林道が見えました。
つぎは、松尾寺山に登っていきます。
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