1600年の関ヶ原の戦いにおいて、小早川秀秋(こばやかわ ひであき)が陣地を置いたのは、岐阜県不破郡関ヶ原町(ふわぐん せきがはらちょう)にある松尾山(まつおやま)です。
小学生の頃に 1、2回ほど友達数人で、今須の平井集落の登山口から登ったことがあります。
先日テレビの地上波で、映画「関ヶ原」が放送されていました。
その中で、小早川秀秋の軍が松尾山に登っていたので、数十年ぶりに登ってきました。

戦国ロードを通って松尾山へ
関ヶ原インターチェンジの北西にある交差点「関ヶ原西町」の混雑を緩和するため、数年前(2017年)に「戦国ロード」という名前のバイパス道路(広域農道)が出来ました。
そのおかげで松尾山登山口まで、集落の中のせまい道を通らなくても、自動車で簡単に行けるようになっています。
松尾山登山口には駐車場も整備されたようなので、そこまで自動車で行ってみます。
朝の 9時ごろに付いたのですが、すでに駐車場には 2台の自動車が停まっていました。
松尾山登山口

松尾山を散策する人のための専用駐車場に自動車を停めると、松尾山登山口はすぐ目の前にありました。
道幅が広いので、もともとは林道として整備された道なのでしょう。

ただ最近は関ヶ原町が主催するウォーキングコースのルートにもなっているようです。
登山道には白い砂利が撒(ま)かれ、ひと目で判るようにしてありました。
なお登山者をおもてなしするため、地元住民によって竹製の杖も用意されています。
ゆるやかな林道をひたすら登る
松尾山登山道は途中で道が分かれるまで、ひたすらに林道を登っていきます。
林道は軽トラックが登れるように、道がゆるやかになっていますので、比較的ラクでした。
途中には城跡を思わせる野面積み風の石垣も造られています。
さて追分のあたりまで登ってくると、そのすこし先で林道と山頂へ向かう山道が分かれます。
山道なので林道のように平坦な道ばかりではありません。
足元に気を付けて歩く必要があります。
山之神神社にお参り
林道から山道に乗り換えて歩き始めると、すぐに山之神神社の入り口がありました。
神社は小山の上にあるようなので、ちょっと見に行くことにします。
つづら折りの坂道を登っていくと、すぐに祠(ほこら)の裏手に着きました。

祠の脇を通って正面に回ってみましたが、特に由緒書などがある訳ではありません。
仕方がないので、すぐに登山道まで下りて山頂を目指しました。
新緑の景色の中を
あとは松尾山の山頂まで、しっかりと整備された明るい山道を歩いていくだけです。
坂道があっても大して急ではないので、あまり息切れすること無く登っていけました。
さて楽しく歩いていると前方に、小早川秀秋の黄色いのぼり旗が見えてきました。
ようやく松尾山の頂上に到着したようです。
つぎは松尾山の山頂を見て歩きます。
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