以前、滋賀県野洲(やす)市をドライブしていたとき、偶然立ち寄った錦織寺(きんしょくじ)で、親切なボランティアガイドのおじさんと知り合いました。
イオンタウン野洲で、おじさんと一緒に腹ごしらえを済ませました。
あらためて出発です。
ちょっと外れたところに大塚山古墳はあります
イオンタウン野洲から県道151号線を南下し、矢取神社の手前の三叉路「小比江」で左へ入りました。
しばらく行ってJR東海道本線の下をくぐったところで、右側の並行する道へとUターンし、すぐさま左折を2回繰り返しました。

すると、前方にある野洲市シルバー人材センターの南側に、大塚山古墳はありました。
大塚山古墳(おおつかやま こふん)は、滋賀県野洲市辻町(やすし つじまち)にある古墳です。
大塚山古墳は、木が生えただけの丘?

大塚山古墳は、ぱっと見た感じでは、木が生えただけの段々になった丘です。
周辺は、もともと田んぼだったそうですが、現在では黒い何かで覆われていました。
トゥーンパークの地面のようにフニャフニャの小道を通って、階段を上がっていきます。

しかし古墳の上には、何も見るべきものはありませんでした。
銅鐸博物館にあるのでしょうか?

国道8号線をはさんで南側に野洲市歴史民族博物館(愛称、銅鐸博物館)があります。
出土された品物は、そこに収蔵されているのでしょう。
むかし、野洲市歴史民族博物館で巨大な銅鐸(どうたく)や出土品を見たことがあります。
なお、大塚山古墳は一度発掘したあと、将来の研究者のために、また埋め戻してあるそうです。
ポンペイの遺跡をちょっと思い出しました
古墳を埋め戻したと聞いて、以前テレビで見た、ポンペイの遺跡のことを思い出してしまいました。

イタリアの南部、ナポリ近郊にあるポンペイの遺跡には、そもそも発掘されていな領域があります。
ポンペイとは、古代ローマの都市で、ヴェスヴィオ(ベスビオ)火山の噴火によって、一夜にして火山灰の下に埋まってしまいました。
ポンペイの遺跡も発掘されて観光地化された場所は、徐々に風化してしまうので、将来の研究者のために残してあるそうです。
大笹原神社は鬱蒼とした森の中
さて、大塚山古墳を出発です。
遠回りですが一旦引き返して、グルっとアンダーパスの上を迂回しました。
その先の立体交差では左折して、国道8号線に出ます。
さらに東へ進み、交差点「大篠原」で南へ右折し、道なりに進みました。

ちょっとクランクしますが、そのまま川に架かる橋を渡り、三叉路を右の森の方へ入ります。
すると、すぐ左側に大笹原神社(おおささはらじんじゃ)の駐車場がありました。
大笹原神社は、滋賀県野洲市大篠原(やすし おおしのはら)にある森の中にある神社です。
森の中に佇む大笹原神社

大笹原神社(おおささはらじんじゃ)は、あまり有名でないのか人気(ひとけ)がありませんでした。

しかし、大笹原神社には、立派な拝殿や本殿(国宝)がありました。
さらには、本殿の左側には篠原神社(餅の宮)の本殿(重要文化財)もありました。
地元の人たちに、とても大事にされている神社なのでしょう。
寄倍の池は底なし沼?

また右側には、寄倍の池(よるべのいけ)があります。
ただ、周りが鬱蒼(うっそう)とした森なので、ちょっとうす暗いです。

底なし沼との言い伝えがあるそうなので、沼の主が棲んでいるかも知れません。
次回は、野洲市内の名所旧跡に加えてさらに竜王町も巡った話です。
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