先日、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)の A8.net から、次のようなメールが届きました。
アフィリエイトリンクの「クリック率」を上げる方法とは!?お役立ち情報をご紹介します!
その中にはアフィリエイトの、クリック率を上げる広告の貼り方が、詳しく書かれていました。

その中で特に気になったのは、「マイクロコピー」という言葉です。
以前から目にしていたのですが、まったく理解していなかったので、ちょっと調べてみました。
アフィリエイト広告の貼り方
これまでアフィリエイト広告を貼るときは、次のように貼っていました。
- バナー広告
- テキスト広告
バナー広告とテキスト広告を組み合わせることで、成約率が上がると言われています。

ところが A8.net から届いたメールには、次のように貼るのが良い、と書かれていました。
しかも中央揃えで並べるそうです。
- マイクロコピー
- 正方形のバナー広告
- テキスト広告
ここで気になったのが、一番目に書かれている「マイクロコピー」という言葉です。
広告を生業(なりわい)にする A8.net の人にとっては、普段から使っている当たり前の言葉なのでしょう。
ただ恥ずかしながらボクは、知りませんでした。
マイクロコピーとは
という訳で「マイクロコピー」について正しく理解するため、「Webコピーライティングの新常識 ザ・マイクロコピー」を買って読んでみました。
マイクロコピーとは、文字通り「小さな宣伝文句」という意味です。
適切なところに適切なタイミングで適切な通知を書くことで、見た人に行動を促す効果があるそうです。

ウェブサイトで成果を上げるには、いろいろな方法がありますが、どれもお金と時間がかかります。
マイクロコピーなら、お金も時間も掛けずに、成果を上げられるのです。
たとえば短い文章の中の、言葉の並び順を変えるだけで、効果が変わるのだとか。
文中の「無料」の文字を先頭に移動するだけで、資料請求が 1.5倍になったという例もあるそうです。
ウェブ解析ツールの導入
ただしマイクロコピーは、ある決まった書き方をすれば効果が出る、というようなものではないようです。
A/Bテストを何度も繰り返し試みて、一番効果があるマイクロコピーを導き出す必要があります。
A/Bテストとは、ウェブページの一部分だけを変えたものを 2つ用意して、一定期間のうちにどちらがより効果があるのかを検証するもの。

そのためには、効果を検証できるウェブ解析ツールの導入が必要になります。
現在すでに使い慣れているウェブ解析ツールがあれば、それを使っても構いません。
そうでなければ最初は、無料の Google Analytics(グーグル・アナリティクス)が良いそうです。
A/Bテストの簡易実施ツールが付いているので、お誂(あつら)え向きのようです。
あとがき
書籍「ザ・マイクロコピー」の後ろの方は、マイクロコピーを導入して、成果を上げているウェブサイトの実例が載せられています。

それらを見ていると、マイクロコピーはアフィリエイト広告に限られた話ではないようです。
いろんなところ、たとえば 404ページでも使われていました。
それらのさまざまな例を参考にして、いくつかのアフィリエイト広告にマイクロコピーを付けてみました。
今までのところ、これといった変化はないようですが、今後が楽しみです。
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