滋賀県野洲市(やすし)には、「近江富士」とも呼ばれる三上山(みかみやま)があります。
これまでに御上神社側から表登山道・裏登山道を、花緑公園側から健脚向け・一般向けを登り下りしました。
気になるのは、三上山の中腹を一周する「中段の道」と名付けられた山道です。
きっと三上山が女人禁制の霊場だったころに、女性が回った信仰の道だったのでしょう。
ということで、三上山の中段の道をぐるっと一周してきました。
折角なので途中、三上山頂上と雌山にも登っています。


花緑公園ふるさと館下の駐車場へ
まずは三上山の東側ふもとにある、近江富士花緑公園の駐車場へ向かいました。
希望が丘文化公園の北にある、国号8号線の立体交差で南へ入って、しばらく道なりに進みます。
近江富士花緑公園の敷地に入ったら、駐車できそうな場所を探しながら、さらに南へ。
暑さを避けて早めに出掛けたので、ふるさと館下の駐車場に停められました。


ふるさと館下の駐車場からは、登山口を目指して舗装道路を歩いていきました。
トイレで用を済ませたら、いよいよ三上山登山口から登っていきます。
中段の道南回りへ


さて案内板にしたがって三上山頂上を目指していると、何の案内板もない上り坂がありました。
以前歩いて、中段の道への近道だと知っていたので、迷わず登っていきます。


すると、中段の道南回りと中段の道北回りの分岐点にたどり着きました。
今回は、早めに裏登山道で三上山頂上まで登るつもりなので、中段の道南回りへ進むことに。

中段の道南回りは、デコボコとして歩きにくく、処どころ踏み跡がバラけて判りにくい山道でした。
道に迷わないよう、手書きの案内板が至るところの木に括り付けられています。
打越から山頂方面へ



しばらく中段の道南回りを登り下りしていると、打越(うちこし)と呼ばれる鞍部にたどり着きました。
ここからは中段の道を一旦離れて、三上山頂上(男山)と女山に登ります。


まずは体力の有り余っているうちに、高低差の大きな三上山頂上を目指して歩き始めました。
すぐに現れる中段の道南回りの続きを横目に、木の根道を登っていきます。


裏登山道は表登山道と比べて、勾配が緩やかで登りやすいはずなのですけどね。
木の根が張り巡らされた岩場を、ひたすら登っていくことになります。
裏登山道途中の祠


さて岩場を登っていると、分岐点に姥の懐(うばのふところ)への案内板がありました。
はじめて三上山に登ったとき見に行ったので、今回はそのとき通らなかった裏登山道の方を登っていきます。
姥の懐の大穴には、かつて三上山に棲んでいたオオムカデが、頭を突っ込んでいたのだとか。


裏登山道は、まだまだ険しい道のりが続いていました。
鎖のある急勾配の岩場があったり、手すりのある高段差の木の根道があったりします。


ようやく尾根筋にたどり着いて、のんびり歩いていると、小山のてっぺんに祠(ほこら)がありました。
しめ縄が古びていないので、大切に守られているようです。
さらに三上山を登っていきます。
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