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【真空パック】食品ロスを減らしたいときは、三井・ダウ ポリケミカルのハイミラン製フィルム

独り言
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TBSテレビの「がっちりマンデー!!」を見ていたら、「いれもの」特集をしていました。
いれものとは容器のことで、漢字では「容れ物」と書き、食べ物や飲み物になくてはならないものです。

その中で特に気になったのは、三井・ダウ ポリケミカルの製造するハイミラン製のフィルムです。
食品をすき間なく真空パックできるので、消費期限を格段に伸ばせるのだとか。

石油化学・合成樹脂メーカー | 三井・ダウ ポリケミカル株式会社
エバフレックス(EVA)・ニュクレル等エチレン系コポリマー、ハイミラン(アイオノマー)、合成樹脂の製造・販売。会社概要・製品紹介。機能性・接着性・非帯電性樹脂や樹脂改質材・電線被覆用樹脂、柔軟シート・フィルム用樹脂。DOW-MITSUI POLYCHEMICALS

はじめて聞くメーカーだったのですが、合成樹脂を製造している会社なのだそうです。
社名が長いのは、三井化学とアメリカのダウ・ケミカルの合弁会社だからです。

三井ダウポリは、合成樹脂のメーカー

三井・ダウ ポリケミカル(以下、三井ダウポリ)は、さまざまな合成樹脂を製造するメーカーです。
馴染みのあるところでは、次のようなものがあります。

  • インスタント食品のカップとフタを接着するための樹脂
  • お茶漬けやふりかけなどの袋の内側に施されたアルミコーティングを保護する樹脂
  • 練り歯磨きのラミネートチューブ

合成樹脂はいれものに限らず、さらにさまざまな用途に利用されています。
たとえばハイミランは、ゴルフボールのカバー(表皮)の材料としても使われています。

ハイミランでスキンパック包装

さて番組の中では、三井ダウポリハイミラン製のフィルムを取り上げていました。
ハイミラン製のフィルムを使うと、食品をスキンパック包装できるそうです。

スキンパック包装とは、商品と台紙やトレーとの間をすき間なく封じて、真空パックすること。

サラダチキン

たとえば肉や魚をスキンパック包装すると、流れ出るドリップ(組織液)を抑えられるのだとか。
ドリップには栄養分や水分が含まれますし、微生物が繁殖しやすいので、品質低下を招きます。

つまりスキンパック包装すると、肉や魚の栄養分をまるごと摂れて、パサつきにくくなるということ。
また微生物が繁殖しにくくなるので、消費期限を先へ伸ばせるようになります。

イクラもウニもぴったりパック

番組の中ではさらに、ハイミラン製のフィルムを使って、実際にスキンパック包装のテストをしていました。
テスト対象となるのは、柔らかいイクラと、表面が固いトゲだらけのウニなどです。

一般的なフィルムの場合、イクラは潰(つぶ)れてしまい、ウニはフィルムに穴が空いてしまいます。
ところがハイミラン製のフィルムの場合、どちらもピッタリと真空パックできていました。

ハイミランの特徴は、丈夫でしかも熱を加えるとすごく伸びる、ということだそうです。
食品の形に合わせてしなやかに伸びていくので、形を崩さずピッタリと包み込めるのでしょう。

あとがき

肉や魚をスキンパック包装すると、品質が低下しにくいので、消費期限が伸ばせるようになります。
通常パック包装で 3日間の生肉が、スキンパック包装では 2週間になるのだとか。

消費期限

すぐに消費期限が来ないので、 食品を廃棄しなければならない期限までに余裕ができます。
つまり食品ロスの削減につながるのです。

ハイミラン製のフィルムは一般のフィルムに比べて高価です。
ただ売れ残り商品の廃棄が減らせるので、結果として儲けにつながるようです。

スーパーへ出掛けると、たまにスキンパック包装を見かけることがあります。
将来的にはきっと、スキンパック包装が主流になっていくことでしょう。

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