岐阜県恵那市岩村町(えなし いわむらちょう)には、三森山(みつもりやま)があります。
グーグル・ストリートビューで岩村ダム周辺を見ていたら偶然、三森山・水晶山案内図で見つけました。
ダムカード「岩村ダム」の配布が再開されたので、満を持して三森山へ登ってきました。
水晶山の近くまで行くつもりでしたが、途中にあった山道を通って早めに山を下っています。

三森神社の奥の院へ寄り道したあとは、イワカガミや合体木を見ながら、三森山頂上まで登りました。
果てしなく続く急勾配の下り坂
三森山頂上から南へ 急勾配の岩場を下って
さて三森山頂上からは、来た道を戻っても詰まらないので、さらに南へ歩いていきました。
初めのうちはなだらかな道でしたが、急勾配で長い下り坂が始まります。
日当たりの良い鞍部 急勾配の根っこ階段
日当たりの良い鞍部で景色を見たあとは、垂直と見紛うばかりに急な根っこ階段を登っていきました。
ただ根っこが無い斜面だったら、滑って登れなかったかも知れません。
アカマツ?の大木 空を覆い隠す枝葉
険しい道が一段落すると、尾根筋にアカマツと思われる大木が生えていました。
あたりが暗いので見上げると、天を覆い尽くさんばかりに広がった枝葉のすき間から、青空が見えます。
図根三角点って何ですか?
笹原を通り抜けて P1033地点
アカマツらしき大木を出発して、笹原の中を登っていくと、標高1033メートル地点に着きました。
あたりは測量がしやすいように、笹が刈り取られているようです。

そこから程なくのところには、図根三角点という場所がありました。
普通の三角点は石柱がむき出しですが、図根三角点はまわりを頑丈なコンクリートで固められています。

図根三角点とは、地域全体の地図の精度を保持するために設置された、測量の基準となる三角点だそうです。
図根三角点の位置と高さを基準にして、ほかの三角点の測量が進められます。
一面の笹原、鈴ヶ根尾根
笹が生い茂る小径 鈴ヶ根尾根
さて図根三角点から坂道を下っていくと、次第にあたりは笹が生い茂るようになってきました。
笹に覆われて道が見えなくなってしまうことも、しばしばあります。
そのうち広大な植林地帯に入ったのですが、なおも地面は笹で覆い尽くされていました。
ちなみにこの笹で覆われた一帯を「鈴ヶ根尾根」と呼ぶようです。
細い竹の一種を「すず(篠・篶)」というので、篠の尾根で「篠ヶ(尾)根」なのでしょうね。
仮設トイレ入り口 北風よけ休憩所
途中には、ベニヤ板で覆われただけの仮設トイレや、北風を避けるための休憩所が設置されていました。
鈴ヶ根尾根は、北風でお腹が冷えてトイレに行きたくなる人が多いのかも知れません。
鈴ヶ根展望台で一休み
鈴ヶ根展望台 鈴ヶ根尾根の立て札
ということで程なく鈴ヶ根展望台に着きました。
端っこにテーブルらしきものがありますが、基本的には丸太ベンチがあるだけです。

そのテーブルには、鈴ヶ根展望台と周囲に点在する山やまとの位置関係が描かれていました。
先ほどまでいた三森山や、有名な恵那山の名前まであります。
鈴ヶ根尾根展望台からの眺め(左) 鈴ヶ根尾根展望台からの眺め(右)
ただ実際に景色を眺めても、どれがどの山なのかはさっぱり判りませんでした。
山の方角と形をある程度知っている人が見れば、判るのでしょうけどね。
さらに三森山を下っていきます。
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