愛知県犬山市(いぬやまし)には、桃太郎神社(ももたろう じんじゃ)があります。
桃太郎の伝説は、かつて吉備国とよばれた岡山県周辺に限らず、日本各地に残っているようです。
ということで、桃太郎神社にお参りしてきました。
ついでにせせらぎ遊歩道を通って、西山(両見山)まで登っています。

西山から、展望台をめぐりながら、天神山を越えてきました。
東山・桃山分岐点を桃山へ


さて桃山遊歩道を栗栖神社へ向かって歩いていると、東山と桃山の分岐点に差し掛かりました。
どちらへ進んでも結局、栗栖神社にたどり着けるようです。


ということで、予定通り桃山遊歩道を歩いていきました。
たまに電力会社の巡視路が分岐しているので、桃山遊歩道の案内板を頼りに歩いて行きます。


なお送電鉄塔をくぐったところに横たわる 2本の丸太は、通行止めを意味するものではなさそうです。
桃山遊歩道の道のりのどこにも、危険な箇所は見当たりませんでした。
桃山を越えて


桃山遊歩道をしばらく歩いたあと、急勾配の岩場を登ると桃山頂上にたどり着きました。
ただ展望台もなく三角点もないので、これといった面白みがありません。

桃太郎神社の縁起によると、お爺さんとお婆さんが十分に長生きしたあと、身を隠した山なのですけどね。
あるのは山名板だけで、伝説についてはまったく触れられていません。


桃山頂上からふたたび歩き始めると、急勾配の下り坂が始まりました。
途中の見晴らしの良い場所からは、大平山とふもとの田園地帯、木曽川が見られます。
ふもとの栗栖神社へ


さて鬱蒼(うっそう)とした竹やぶの中を下ってくると、ようやくふもとにたどり着きました。
目と鼻の先には、栗栖神社の玉垣や石灯籠が見えます。

栗栖神社参道を下ってくると、橋のたもとに遊歩道の案内板が設置されていました。
山中の案内板に記されていたとおり、神社の近くには東山湯歩道の登り口があるようです。


ということで、栗栖神社の入り口まで出てきました。
栗栖神社のご祭神は、物部氏系の祖とされるウマシマヂノミコト(宇麻志麻知命)だそうです。
あとがき

栗栖神社から駐車場へ向かって、県道185号線(栗栖犬山線)を歩いていたときのこと。
民家の塀に、大平山山系から鳩吹山山系に至るまで、遊歩道や林道がすべて描かれた案内図がありました。
通常見かけるのは、せまい範囲に絞って描かれた案内図ばかりだったので、嬉しくなりました。
愛知県と岐阜県にまたがっているので、有志の方が描いたのかも知れません。
とてもわかり易いのですが、川平遊歩道とせせらぎ遊歩道がすっかり消えて、判らなくなっていました。
たぶん赤インキで描かれていたと思われますが、日なたに設置するときは考慮した方が良さそうです。
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