岐阜県本巣市文殊(もとすし もんじゅ)には、「文殊の森」という名前の場所があります。
そこでは、森の中に身を置くことで心身をリフレッシュするという、森林浴を呼び掛けています。
調べてみると文殊の森という施設の中には、織部駅でその存在を知った山口城跡もあるようです。
ハイキングコースが整備されていて歩きやすいという、文殊の森へ行ってきました。

文殊の森の第一駐車場に自動車を停めて、駐車場の端の解説板で文殊の森の山城跡群の存在を確認したあとは、ふれあい館で文殊の森の地図をもらって、登山口から舗装道路を登りはじめました。
ドングリの小径で黄葉を見て

さてしばらく舗装道路を登っていくと、ドングリの小径の登り口に着きました。
まず最初は丸太の階段を登っていくようです。
結構長めの丸太の階段 一時的に平坦な道に 今度は長い長い下り坂
しばらく丸太の階段を登っていると、ようやく道は平らになって、今度は下り坂になりました。
せっかく登ってきたのに、それを台無しにする形で、かなりの高さを下りていきます。

想像ですがたぶん、ドングリの小径を登りはじめた位置より、下がったのではないでしょうか。

ただせめてもの慰めは、ドングリの小径の途中で、色変わりする途中の黄葉が見られたことです。
あれほど黄色と赤色に変化しているのは、今季初めてだったので、目の保養になりました。
古墳の径で古墳と遭遇
古墳の径と合流 ドングリの道に改名? 此の奥古墳群15号墳の案内
ドングリの小径をひたすら下っていくと、ようやく古墳の径に突き当たりました。
ここからはふたたび丸太の階段を登っていくことになります。
古墳の径をふもとの毘沙門堂まで下る道は、あまり整備されていないようです。

古墳の径を登り始めると、「どんぐりの道」という案内が、木の幹に括(くく)り付けられていました。
もしかすると「古墳の径」のイメージが良くないので、改名したのかも知れません。
さらに丸太の階段を登っていくと、此ノ奥古墳群 15号墳の案内を、木の幹に見付けました。
此ノ奥古墳群は歴とした古墳群の名称で、「この奥は古墳群です」という意味ではありません。

足元を見ると、古墳を構成する大きな岩がいくつか配置されており、すき間からは中がすこし見えました。
古墳は本来、土ですっかり覆われているはずなので、調査のために掘り起こされたようです。
ドングリの小径の出口で見る紅葉
大文字園という夢の跡 曲がりくねった急坂 大量に落ちている赤い葉
古墳の径からドングリの小径へと名称変更された上り坂を、ふたたび登り始めます。
すると「大文字園」と書かれた立て札がありました。

その立て札の近くには昔、きれいな花が咲き誇る花園でも整備されていたのでしょう。
ただその維持管理費に予算が下りず、廃(すた)れてしまったのかも知れません。

ドングリの小径の出口に差し掛かると、気の早いモミジが数本だけ色付いていました。
赤色と緑色の対比が美しいのですが、出来れば黄色も欲しかったところです。
四季の展望台
舗装道路を渡って 四季の展望台へ寄り道 四季の展望台のあずま屋
ドングリの小径から舗装道路を渡って、今度は向かいに見える丸太の階段を登りました。
このあたりは、上り坂の勾配も緩やかになっているので、楽に登っていけます。

途中の分かれ道で脇道に入って、行き止まりで右に登っていくと、あずま屋が見えてきました。
どうやら四季の展望台に着いたようです。
四季の展望台(左) 四季の展望台(中) 四季の展望台(右)
四季の展望台からは、周囲に植えられたモミジの木と、南西の景色がよく見えます。
遠くの方は霞んでいますが、手前から奥へと緩やかに蛇行する根尾川の流れが見えました。
さらに文殊の森を歩いていきます。
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