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【岐阜】本巣市の文殊山ハイキングコースを歩く その2 (大平山の古墳群と監視哨跡篇)

森の中を歩く二人 名所史跡めぐり
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以前、本巣市文殊(もとすし もんじゅ)にある文殊の森公園を歩いたとき、文殊山全体の尾根筋を巡る文殊山ハイキングコースの存在を知りました。

そのコースを歩く人が結構いるようなので、久しぶりに文殊山を訪れて、大平山(おおひらやま)と祐向山(いこうやま)、文殊の森で前回歩かなかった横掛け径を歩いてきました。

本巣市文殊にある文珠山は、山口城跡がある権現山と城跡が遺る祐向山、古墳がいくつも点在する大平山からなります。

文珠山周辺地図
文珠山周辺地図

文殊の森駐車場に自動車を停めて、本巣中学校の横にある白髭神社や、本巣小学校の登山道の案内板を見たりしながら、八幡神社まで行って、境内奥の登山口から登り始めました。

八幡神社裏山古墳

さて八幡神社から大平山に登り始めてウロウロしていると、木の幹に取り付けられた案内を見付けました。
この先に進むと監視哨(かんししょう)というものがあるようです。

大平山から祐向山へと続く登山道は、本巣小学校の児童が校外学習で訪れるため、学校関係者たちの手によって整備されています。

そのまま落ち葉を踏みしめながら登っていくと、すこし開けた平らな場所に着きました。

八幡神社裏山古墳の案内
八幡神社裏山古墳の案内

むかしからこの場所は、地元で「てるてる山」や「平(だいら)」などと呼ばれていたそうです。
調査によって円墳であることが判り、「八幡神社裏山古墳」と名付けられました。

ただ小規模な円墳なので、馬形埴輪(うまがた はにわ、ひんべえ)は見つかっていないと思われます。

すでに枯れてしまった一本松の跡地

大平山の一本松の跡地
大平山の一本松の跡地

黄色いロープが張られた急坂を登っていくと、「一本松」の案内がありました。
変わった松の木だと思っていたら、平成の初めごろに松の木は枯れてしまったそうです。

かつてこの場所には、背の高い 1本の赤松が生えていたのだとか。
周りには他の木が生えていなかったので、とても見晴らしが良かったようです。

古墳群としゅんらん広場

大平山を歩いていると、ときどき不自然な土盛りがあります。
古墳というのは、あるところにはまとまってあるので、きっと古墳なのでしょう。

照空寺からの合流地点まで来ると、「しゅんらん広場 お宮の道」と書かれた案内板を見付けました。
どうやら本巣小学校の関係者が、児童のために設置したもののようです。

シュンラン

春になるとこのあたりには、シュンラン(春蘭)の花が咲いていたのでしょう。
ただ現在は、案内板が落ちたまま放置されているので、植物もどうなっているのか判りません。

今なお土台だけが遺る、監視哨跡

滑りやすい急勾配の坂道を登っていくと、丸石で作られた階段が現れました。
斜面の見上げると、藪(やぶ)の向こうにコンクリート製の四角い塊が見えます。

アオハダとは、モチノキ科の落葉高木のこと。
樹皮をはぐと内側の白太が緑色になっている(肌が青い)ことが、その名前の由来である。

大平山の監視哨跡
大平山の監視哨跡

四角い塊に近づいていくと、土台だけになってしまった監視哨(かんししょう)跡でした。
かなりの年月を経て、コンクリート製の土台の表面に、混ぜられた小石が露出しています。

監視哨は防空監視哨ともいい、敵飛行機の飛来を見張るための旧帝国陸軍の施設のこと。

旧陸軍の兵士

敵飛行機の銃撃から兵士が身を守れるように、土台の上には何らかの覆いがあったはずです。
しかし今はもう無くなっていました。

さらに大平山を登っていきます。

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