岐阜県不破郡関ヶ原町(ふわぐん せきがはらちょう)には、関ヶ原明神の森(以下、明神の森)があります。
関ヶ原町の北側の山の上にあり、生活環境保全林として整備された広大な施設です。
関ヶ原町に住んでいながら、つい最近までその名称どころか存在もまったく知りませんでした。
ということで、明神の森へ行ってみることにしました。

ふれあいの広場の展望台から北へ出たあとは、一旦林道を通って、ふたたび山道に戻り、やまはぎの小道を通って、さかさ杉を見に行きました。
明神神社を目指して
分岐点(左)やまはぎ(奥)どうだん どうだんの小道 つづら折りの坂道
さかさ杉から、ふたたびやまはぎの小道とどうだんの小道の合流地点まで戻ってきました。
ここからは明神神社を目指して、どうだんの小道を登っていくことにします。
登り始めは緩やかだったのですが、次第に急勾配になっていき、つづら折りの道になりました。
まれに倒木が道を塞(ふさ)いでいましたが、それほど歩きにくくはありません。
分岐点(左)駐車場No.5 分岐点(右)杖立明神 案内柱(上)杖立明神(右下)さかさ杉
しばらく登っていると、前方に休憩舎らしき建物が見えてきました。
しかし杖立明神の方が気になるので、その手前で右へ曲がって、参道を登ってみることに。
杖立明神と明神神社
杖立明神(左)、明神神社への道 杖立明神(右)、祠
参道を登った先には、杖立明神の小さな祠(ほこら)がありました。
その祠は石垣の上に安置され、さらに玉垣に囲まれており、よほど大事にされているようです。
その後ろを見ると、明神神社の社殿らしき建物がありました。
道が続いていたので、そのまま明神神社の方へ行ってみることに。
明神神社の社殿 明神神社の鳥居
明神神社の祠は、雨や雪から守るため社殿の中に納められており、二重に守られていました。
なお社殿は近年に建てられたようで、彫刻などの装飾はなく、簡素な作りになっています。
休憩舎のある駐車場
駐車場No.5(左)、休憩舎 駐車場No.5(中) 駐車場No.5(右)、明神車道
鳥居から明神神社の外に出ると、そこは広い駐車場になっていました。
明神神社にお参りするときは、山道を歩いて登らなくても、自動車に乗って来ても良いようです。

駐車場の奥を見ると休憩舎があったので、見に行ってみました。
建てられてから月日があまり経っていないようで、古びた感じはしません。
ログハウスのようですが、丸太がかなり細いので、間伐材を利用しているのかも知れません。
丸太が乾燥して、意図しない場所で割れないよう、一本いっぽん丁寧に芯割りしてありました。
見晴らしの良くない、眺望の丘
明神神社の横を通って もみじの小道 三角点
ということで明神神社の横を通るもみじの小道を歩いて、眺望の丘へ向かいます。
するとすこし登ったところで、三角点を見付けました。
標高の一番高い場所のようですが、あたりの木に山の名前が書かれた山名板はありません。
明神の森がある山なので「明神山」なのかと思ったのですけどね。

すぐ近くには「眺望の丘」と名付けられた休憩所も見付けました。
しかし周囲は鬱蒼(うっそう)とした樹木に囲まれており、景色は何一つとして望めません。
明神の森ができてから数十年の年月が流れているので、その間に樹木が成長してしまったようです。
さらに明神の森を歩いていきます。
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