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【岐阜】不破郡関ヶ原町の明神の森を歩く2 その3 (北尾根筋とさざれ石篇)

森の中を歩く二人 超低山登山
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岐阜県不破郡関ヶ原町(ふわぐん せきがはらちょう)には、関ヶ原明神の森(以下、明神の森)があります。
関ヶ原町の北側の山の上にあり、生活環境保全林として整備された広大な施設です。

つい最近、歩いてきたばかりなのですが、あまりに広いので、まだ歩いていない小道が残っています。
ということで、ふたたび明神の森へ行ってきました。

関ヶ原明神の森地図
関ヶ原明神の森地図

明神神社の前の駐車場から明神車道を歩いて、やすらぎの森へ入ったあとは、まんさくの小道を通ってもみじの小道に出ました。

整備されていない北尾根筋へ

北尾根筋入り口
北尾根筋入り口

明神の森から北の方へと続く尾根筋は、もみじの小道の中間あたりから始まります。
明神の森ではないので整備されていませんが、斜めの道が付けられ登りやすくなっていました。

尾根の向こう側に作業場らしき場所があるので、そこへ行くための道なのかも知れません。

北尾根筋は下草もほとんど生えておらず、人の歩いた跡が見えるので、判りやすいです。
ただ無数の枯れ枝が落ちていたり、まれに倒木が横たわっていたりするので、進むのに苦労しました。

ふるさと沙羅林道(奥)池田山

ということで北尾根筋をひたすら歩いてくると、ようやく舗装道路に出られました。
ゲートを入ると「ふるさと沙羅林道」で、池田山頂上付近を経由して池田温泉に下りられます。

さざれ石公園の看板

さざれ石公園
さざれ石公園

明神の森へ戻るため舗装道路を歩いていると、さざれ石公園の看板を見付けました。
さざれ石公園は、国家「君が代」の元になった詠み人知らずの和歌が、詠まれたと伝わる地だそうです。

君が代は 千代に八千代に さざれ石の巌となりて 苔のむすまで
(天皇の御代は 永遠であれ 小石が大岩になって 苔が生えるほどに)

日本国国家「君が代」

ちなみに「さざれ石」とは、国家「君が代」の中に登場する、小さな石を意味する一般名詞です。

さざれいし【細れ石】[名]小さい石。小石。

小学館 新選古語辞典
石灰質角れき岩

小さな石(細れ石)が長い年月の間に固まって大きな岩(巌)になったものを、石灰質角れき岩といいます。
最近は、石灰質角れき岩のことを「さざれ石」とよんで、各地の寺院や神社などで展示しているようです。

石灰質角れき岩とは、石灰岩中の成分が雨水に溶け出して、周りにあった角張った小石もろとも、固まってしまった岩のこと。

管理棟の横から道の奥へ

関ヶ原明神の森管理棟
関ヶ原明神の森管理棟

さざれ石公園の看板から戻ってきたら、最後に管理棟の横から奥へ伸びている道路を進んでみました。
歩いていこうとしたら道路の先が見えなかったので、自動車に乗っていくことに。

関ヶ原合戦陣形図
関ヶ原合戦陣形図

道路は結局行き止まりになっており、デコボコですが Uターン出来るくらいの広場がありました。
関ヶ原合戦陣形図が設置されているので、かつては戦場を一望できる絶好の場所だったのかも知れません。

一応ふもとの景色を眺めてみましたが、樹木が育ってしまったので、陣形図と見比べたりはできません。
陣形図と関係のない濃尾平野は、東の方に見えていました。

あとがき

明神の森の中に張り巡らされた小道を、一通り歩いてみました。
どの小道もしっかりと下草が刈られており、倒木などもないので、歩きやすくなっています。

草刈り

偶然に出会った方の話によると、明神の森を交代で保守整備されているようです。

一部「さかさ杉」や「どうだんの小道」などは、垂井町の管轄だそうです。

ただふもとから明神の森までは結構距離があるので、わざわざ遊びに来る人は少ないようです。
ちょっともったい感じがしました。

現在フィールド・アスレチックは老朽化のため、安全を考慮して撤去されています。

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