岐阜県中津川市苗木(なかつがわし なえぎ)には、苗木城跡があります。
テレビで頻繁(ひんぱん)に紹介されるので、一度行ってみたくて、ずっと時期を見計らっていました。
ということで、苗木城跡を巡ってきました。
岩山に築かれているので、至るところに巨岩が点在しています。

八大龍王を通る道は通行禁止だったようです。
苗木城跡第一駐車場へ
まずは、苗木城跡第一駐車場へ向かいました。
中央道中津川インターチェンジから、国道19号線の中津川・木曽方面へ出ます。
つぎに、すぐの二股で左へ入ったら、国道257号線(裏木曽街道)をしばらく進みました。
苗木城跡への案内板にしたがって、丁字路「青木」を左へ曲がり、丘陵地帯を進みます。

木曽川を渡ったら、案内板にしたがって右へ曲がり、坂道を登っていきました。
苗木遠山資料館の角で右へ曲がると、デコボコした石畳をいくつか通って駐車場に着きます。
足軽長屋跡からの眺め


さて苗木城跡第一駐車場に自動車を停めたら、石畳を登って苗木城跡を見に行きました。
まずはじめは、高い石垣に囲まれて曲がりくねった、見通しの利かない食い違い虎口を通り抜けます。


するとすぐに、撮影ポイントのある足軽長屋跡に着きました。
現代風にいうと、足軽たちがタイムカードに打刻する場所で、ここからそれぞれの部署へ向かったそうです。


足軽長屋跡からは、遠くに苗木城本丸跡あたりが望めました。
ただ午前中は逆光になってしまうので、城跡がどうしても黒く写ってしまいます。
風吹門を通り抜けて大矢倉跡


足軽長屋跡から本丸方面へ歩いていると、風吹門跡(かざふきもん あと)がありました。
門の手前南側には門番所があって、四六時中、人の出入りを見張っていたそうです。


ということで風吹門を通り抜けて、三の丸跡に入ると、左(北)側に大矢倉跡がありました。
倉庫としての役割のほかに、北側の防御壁としての役割があって、上層階には矢狭間もあったそうです。
大矢倉跡は、北門跡から城跡へ入ってすぐの場所にあります。


折角なので急勾配の石段を登って、大矢倉跡のてっぺん近くまで行ってみました。
あいだの三の丸跡には、あまり木が生えていないので、苗木城本丸跡あたりがすっきりと望めます。
三の丸跡を経て大門跡


さて苗木城本丸跡へ登るため、広々とした三の丸跡を歩いて行くと、大門跡(おおもん あと)がありました。
2階建てで、苗木城の中で一番大きな楼門だったそうです。
すぐ横に「苗木城跡」と刻まれた石碑があったので、大門跡からも苗木城跡を見上げてみました。
急峻な岩山の地形を利用して建てられた山城は、まるでとぐろを巻いた蟠龍(ばんりゅう)の佇まいです。
新撰美濃志のコマ番号:363/446
国立国会図書館デジタルコレクションより
さらに、苗木城跡を登っていきます。
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