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【岐阜】中津川市苗木の苗木城跡を巡って その3 (本丸跡から不明門跡へ篇)

城郭めぐり
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岐阜県中津川市苗木(なかつがわし なえぎ)には、苗木城跡があります。
テレビで頻繁(ひんぱん)に紹介されるので、一度行ってみたくて、ずっと時期を見計らっていました。

ということで、苗木城跡を巡ってきました。
岩山に築かれているので、至るところに巨岩が点在しています。

苗木城跡案内図
苗木城跡案内図(三の丸跡で入手)

八大龍王を通る道は通行禁止だったようです。

苗木城大門跡から、千石井戸武器蔵・具足蔵跡を通って、本丸跡天守展望台まで登ってきました。

馬洗岩と柳原白蓮歌碑

さて苗木城本丸跡からは、台所跡の方から下ってみました。
勝手口?の石段は急勾配でジグザグしているので、足元に注意しながら慎重に下っていきます。

すると、てっぺんが平らな巨岩「馬洗岩(うまあらいいわ)」が現れました。
敵軍に水の供給を絶たれたとき、馬を岩の上に乗せて米で洗い、遠目に水が潤沢であると装ったのだとか。

馬洗岩左側の坂道を下ったところには、柳原白蓮歌碑(やなぎわら びゃくれん かひ)がありました。
達筆の万葉仮名混じりの散らし書きで、和歌が刻まれています。

苗木城趾 / 城あとに やかたも人も いまなくて かたるは何ぞ 山鳥の声 / 白蓮

白蓮とは、NHK朝ドラ「花子とアン」で、仲間由紀恵さんが演じた葉山蓮子のモデルです。

笠置矢倉跡

馬洗岩の前を横切って坂道を下ってくると、縁石の並べられた武器蔵跡の近くに出ました。
今度は、笠置矢倉跡を見に行くことにします。

氷山の一角

途中で山側を見ると、驚くほど巨大な馬洗岩の裏側が見えました。
先ほど台所跡の勝手口?あたりから見た馬洗岩は、まさしく「氷山の一角」だったようです。

苗木城笠置矢倉跡
笠置矢倉跡から笠置山を望む

ということで、谷側の巨岩の上に懸け造りで矢倉が建てられていたという、笠置矢倉跡に着きました。
名前の由来となった笠置山の山容がよく見えます。

的場跡と仕切門跡と物見矢倉跡

さて武器蔵・具足蔵跡を通って千石井戸まで下ってきたら、となりの的場跡を見に行きました。
一番奥の小塚から戻ったあとは、八大龍王方面へと続く小径へ入っていきます。

すぐに仕切門跡と呼ばれる場所に着きましたが、見回しても礎石などは見当たりませんでした。
石垣で道幅を狭められた、泥濘(ぬかる)んだ坂道を下って明るい方へ。

段だんになった帯郭(おびぐるわ)脇の石段を下っていくと、物見矢倉跡に着きました。
丘陵地帯に遮(さえぎ)られて中津川市街地はほとんど見えませんが、恵那山から連なる山やまは見えます。

八大龍王社と清水門跡と不明門跡

八大龍王社
八大龍王社

物見矢倉跡から程なくのところには、巨岩に囲まれた八大龍王社の祠(ほこら)がありました。
見上げるとオーバーハングした大岩が、今にもこちらへ落ちてきそうです。

早そうに立ち去ろうとすると、地面に礎石がいくつか遺(のこ)る清水門跡がありました。
すぐそばの大岩の下から湧き出る清水が、名前の由来になっています。

清水門跡から草むらを踏み分け下って、どうにか不明門跡(あかずもん あと)に着きました。
外へと通じる道はなく、普段は締め切られていたそうなので、侵入者対策の罠だったのかも知れません。

さらに苗木城跡を巡ります。

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