京都にある祇王寺(ぎおうじ)を見るため、京都市の西部にある嵯峨野(さがの)に行ってきました。
今回の真の目的である祇王寺(ぎおうじ)には、すでに訪れられました。
嵯峨釈迦堂(さがしゃかどう)も拝観しましたので、あとは、駐車場に帰るだけです。
嵯峨釈迦堂の仁王門から
ふたたび嵯峨釈迦堂の中に入るより、違う道を歩くことにしました。

仁王門から西の方へ歩いていくと、宝篋院(ほうきょういん)というお寺があります。
宝篋印塔(ほうきょういんとう)があるお寺という意味でしょうか?

中に入ってみたくもありましたが、駐車場の基本の 2時間を超過してしまうと、追加料金を取られてしまいます。
次回来たときのお楽しみにして、今回は諦めることにしました。
人力車のお兄さん

思案し終わって振り向くと、目の前を人力車が通り過ぎていきました。
嵯峨野・嵐山付近でも、観光人力車が営業しているようです。
観光人力車なので、俥夫(しゃふ)はどうしても、ゆっくり引っ張ることになります。
その人力車の後方を歩いていたときに、聞くとはなしに漏れ聞いた話です。

なんでも、その人力車の所属するお店の店舗が、全国の観光地にいくつもあるそうです。
それぞれの店舗の俥夫のユニフォームの背中には、その土地を象徴する漢字が書いてあるそうです。
人力車のえびす屋

調べてみると、「人力車のえびす屋」というお店のようで、全国の観光地に、少なくとも 11店舗はあるみたいです。
それぞれの店舗の俥夫のユニフォームの背中には、
- 京都嵐山 …… 「嵐」の一文字
- 京都東山 …… 「京」の一文字
- 京都宇治 …… 「宇治」の二文字
- 北海道小樽 …… 「小樽」の二文字
- 北海道函館 …… 「函館」の二文字
- 東京浅草 …… 「雷」の一文字
- 神奈川鎌倉 …… 「鎌倉」の二文字
- 岡山倉敷 …… 「倉敷」の二文字
- 広島宮島 …… 「厳」の一文字
- 山口門司港 …… 「門」の一文字
- 大分由布院 …… 「湯布院」の三文字
- 婚礼など …… 「寿」の一文字
が書かれています。
最初のうちは、一生懸命一文字で考えていたけど、途中で面倒になったのかな?
一時は廃れかけた人力車ですが、観光人力車として復活したようですね。
メジャーな修学旅行先
さて今さらですが、京都は、メジャーな観光地です。
もちろん、修学旅行の目的地として選ばれることも、多いのでしょう。

嵯峨野のまちを歩いていると、少人数の修学旅行のグループを見かけました。
グループで話し合いながら、行き先を決めている風景は、微笑ましかったです。
ただ早くしないと、駐車場に遅れるので、先を急ぎます。
嵯峨野のまち並み
行きは、ツアーの団体と行動を共にしたので、落ち着いて見て歩けませんでした。

しかし、帰りは誰も歩いていないので、とっても静かです。
静かな嵯峨野のまち並みは、やっぱり風情がありますね。

結局、今井駐車場にはすこし遅れましたが、許容の範囲内だったらしく、追加料金は免除していただきました。
あとがき

最近の京都は、外国からの観光客が、大きなスーツケースを持ったまま、バスに乗ってくると聞いていたので、敬遠していました。
しかし、久しぶりに行った京都は、楽しかったです。

また京都に行きたいと思いますが、もうしばらくは、中心部から外れた場所を見て回りたいと思います。
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