以前、ダム巡りをしていたときに、偶然発見した日本大正村に来てみました。
明智光秀のお母さん、お牧の方の墓所から、中馬街道・脇往還(ちゅうまかいどう わきおうかん)を通って町中まで戻ってきました。

中馬街道・脇往還と南北街道との交差点
中馬街道・脇往還と南北街道の交わる地点は、昔の交通の要衝(ようしょう)でした。

尾張や三河と信州木曽や信州伊那をつなぎ、人や物資が相互に行き交いました。
それゆえ、その当時は明智のまちも発展し、歓楽街も賑わったようです。

現在も南北街道には、その昔商店であったであろう建物が、軒を連ねています。
どの建物も入口に何枚かの引き戸がはまっているので、店舗だとすぐに分かりました。
大正時代館へは、となりの喫茶「天久」から
中馬街道・脇往還をそのまま下り、うかれ横丁の入口の手前で左に曲がると、大正時代館があります。

大正時代館の正面には、団体用の入口しかありません。
個人で入館するには、となりの喫茶「天久」の入口を経由する必要があります。

喫茶「天久」の玄関先で、有料施設入館共通券「大正村ぐるりん券」を見せて、まずは 2階に上がりました。
有名な建物の模型をいくつも展示
喫茶「天久」の 2階には、いろいろな建物の模型が展示してあります。

まず、気になったのは「東京駅の駅舎」でした。
昔、大手町にある客先のビルに通っていたときは、丸の内北口をたまに利用していました。
その当時は、こんな色をしていませんでしたが、とても懐かしいです。

つぎに、気になったのは「帝国ホテル」でした。
現在は取り壊されてありませんが、帝国ホテルの玄関部分は、愛知県犬山市(いぬやまし)の博物館明治村に移築されています。

NHKの朝ドラ「花子とアン」で、仲間由紀恵さんが演じる「葉山蓮子(はやま れんこ)」と吉田鋼太郎さんが演じる「嘉納伝助(かのう でんすけ)」がお見合いしたのが、このホテルです。
追記(2018.10.03)
現在放送中の NHKの朝ドラ「まんぷく」で、主人公の「今井福子(いまい ふくこ)」が勤めるホテルのフロントとして使われています。
大正時代館1階は、大正時代の明智町がテーマ

喫茶「天久」の2階から階段を下りてそのまま外へ出、となりの大正時代館に入りました。
中に入ると、北陸タイムスの号外売りの人形が出迎えてくれました。

大正時代館の1階には、大正時代の明智町の様子を表す品々がたくさん展示されています。
料理旅館やキャバレーもあったそうで、当時の賑わいがうかがえます。

ちなみに部屋の中央には、大正時代の明智町のジオラマも展示してあります。
大正天皇のことなら大正時代館2階へ

大正時代館の 2階は、大正天皇のコーナーになっています。
大正天皇の書を掛け軸に表装したものや大正天皇の羽織袴(はおり はかま)など、いろいろな品物が展示してあります。
大正天皇について詳しく知りたい方は、1度行かれるとよろしいかと存じます。
次回は、日本大正村資料館を見に行きます。
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