以前、ダム巡りをしていたときに、偶然発見した日本大正村に来てみました。
大正村資料館の右側を見学しながら、3階まで上ってきたところです。

蓄音機のとなりの部屋は、芸能関係(資料館3階左側)

となりの部屋に入ると、当時の流行歌のレコードと流行歌手の写真が飾ってあります。
現代でも、たまに歌われる曲もあれば、めっきり歌われなくなって、全く知らない曲もあります。

また女性歌手の名前が、小唄勝太郎や市丸といった男性の名前になっています。
男性の名前が付いた女性といえば、芸者さんです。
芸者さんが歌手に?
当時は歌のうまい芸者さんが、関係者から誘われて歌手になったりすることが、多かったのでしょうか?

なお部屋の奥の壁には、歌舞伎に関する絵や冊子が並べてあり、当時の時代劇六大スタアの写真や映画ポスターなども展示してありました。
嵐寛寿郎(あらし かんじゅうろう)さん、阪東妻三郎(ばんどう つまさぶろう)さんや片岡千恵蔵(かたおか ちえぞう)さんなど、未だにテレビで名前を聞くような方ばかりです。
2階は、庶民の暮らしの必需品(資料館2階左側)

階段を下りて2階に行くと、一般庶民の生活に関係する日用品などが展示してあります。
たとえば、カンカン帽に下駄や草履、巾着袋や煙管(キセル)などがありました。
また、昔の商店が配っていた暦(こよみ)もありました。
そのど真ん中に商店の名前が大きくか書かれていますので、もろ広告ですね。
現代でも、商店がお得意様にカレンダーを配ったりしますが、昔からやっていたんですね。
カラフルな薬の袋がいっぱい

興味をそそられたのは、カラフルな昔の薬の袋でした。
六神丸(ろくしんがん)、救命丸(きゅうめいがん)やトンプクって、薬の成分こそ変わったかも知れませんが、今でも現役で売っているのではないですか?

なお壁には、有名なメンソレータムの看板も架かっていました。
今でもたまにお世話になっています。
1階は、新聞や週刊誌など(資料館1階左側)

一番下まで下りてくると、一面新聞だらけです。
あまりにも新聞が多いので、申し訳ありませんが、全部読んでいられませんでした。

ただその中でも気になったのは、太枠で囲まれた「聖上崩御」の下に書かれているスクープ記事でした。
元号制定「光文」と決定-枢府会議で
ご存知の通り、「大正」の次の元号は「昭和」になりました。
新元号はバレたら即変更!

元号の制定は、極秘裏に行われる必要があるので、新元号がスッパ抜かれると、別の元号に変更してしまうみたいです。
もうすぐ元号が変わりますが、新元号はいったいどうなるでしょうか。
なお、大正天皇の写真の横の「大行天皇」とは、天皇が亡くなられたあと、追号が贈られるまでの呼び名です。
しいたけ茶でちょっと休憩
時間がないので、すぐ横にある大正の館(やかた)に行くのは止めて、入口の近くのお土産売り場に行きました。

大正村資料館のお土産売り場を見ていると、お店の方が声を掛けてくださいました。
大正資料館の見学者にはもれなく、しいたけ茶が振る舞われるそうです。

しいたけ茶を持って、奥の喫茶コーナーに行きました。
レトロモダンな展示品を見ながら美味しいしいたけ茶を飲み、優雅なひと時を過ごせました。
次回は、お土産を買って遅くなった昼食を食べます。
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