【食品ロス】暖冬の影響で育ちすぎた規格外の野菜が、廃棄処分にならないために

独り言
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今回の冬(2019年~2020年)は、記録的な暖冬だそうです。
新年を迎えたのですが、地元関ヶ原でも年末に雪が一度ぱらついた程度で、まだ雪が積もっていません。

桜の木

TVニュースを見ていたら、伊豆半島の方では、春が来たと勘違いしたのか河津桜が花を咲かせたそうです。
一方畑では、ずっと暖かいために、冬野菜の大根などが育ちすぎてしまったそうです。

大根は食べられる分が増えて良さそうですが、規格に合わないため出荷できないそうです。
泥の付いたままの大根が、山積みになっているのを見ましたが、大変もったいなく感じました。

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規格外の農産物は出荷できない

日本には、農産物の品質、形状と重量、包装状態などを定めた農産物規格というものがあります。
農産物の流通を円滑にし、簡単で公正な取引を実現するために定められているそうです。

農産物規格には、国などの機関による標準規格と府県や生産者団体による自主規格とがある。

日本農林規格(JAS)は主に、農産物加工品に対するものだそうです。
ほとんどの農産物には当てはまらないのだとか。

つまり規格にあう農産物には、専用の段ボール箱と販路が用意されているので、簡単に出荷できるということ。

農家は普段、規格内の農作物を作ろうとするので、規格外の農作物が多少できても自家消費するのでしょう。
しかし一度に大量の規格外の農作物ができると、自家消費できないので、仕方なく廃棄するようです。

保存食として食べる

たとえば大根の場合、むかしからさまざまな保存食が作られてきました。
有名なものでは、切り干し大根たくあん漬けなどがあります。

切り干し大根は、天日干しする前にあらかじめ細く切ってしまいます。
たくあん漬けを丸かじりする人は通常いないので、食べるときに細かく切ります。

食べるときに元のかたちが判りにくい保存食の場合、形が多少悪くても、品質が良くておいしければ良いような気がします。

たとえば大根なら、切り干し大根を作っている工場などと、あらかじめ規格外の大根を買い取ってもらう取り決めをしておく必要があるかも知れません。

顔が描かれた袋に入れて

NHK で放送されている「趣味の園芸やさいの時間」を見ていたら、大根の種をまく放送回に、次の言葉を繰り返し唱えながら畑を耕していました。

大根十耕(だいこんじっこう)

大根に関する格言で、大根の種をまく前には土をよく耕しなさいという、意味です。
畑の土が堅いと、大根がまっすぐに育たず、先が何股にも分かれてしまうそうです。

マンドラゴラ

そんな大根の外見を逆手にとり、顔が描かれた透明な袋に大根を入れて、売っている場所があるそうです。
大根の形も顔の表情もさまざまなので、どれを買おうか迷うほど人気があるのだとか。

普通のスーパーマーケットでは敬遠される不格好な大根も、工夫しだいで売り物になるようです。

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あとがき

これまでは農作物規格を制定して、規格に収まる農作物を作ることで、流通コストの削減を図り、消費者に安く農作物を届けてきました。

食品廃棄物

しかしこの頃は、食品ロス問題が声高に叫ばれる時代です。
今までのように、規格に合わというだけで農作物を廃棄するのは、きっと許されなくなるでしょう。

たとえ規格に合わなくても、食べられる農作物は捨てなくても済むように、農作物規格とその周辺の仕組みを考え直す時期が来たのかも知れません。

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