岐阜県岐阜市(ぎふし)には、如来ヶ岳(にょらいがたけ)があります。
美濃地方で簡単に登れる山を探していたら、山県市との市境である岐阜市北部で見つけました。
9世紀の中ごろ、かつて如来ヶ岳頂上には天台宗の寺院が建てられていたそうです。
もしかすると、そこに「如来」が末尾につく仏様が、祀(まつ)られていたのかも知れません。

ということで、近くの岐阜市畜産センター公園から如来ヶ岳へ登ってきました。
山頂まではあっさりと登れてしまったので、下りは道なき道を歩いて彦坂へ下りています。

畜産センター公園の駐車場へ
まずは、岐阜市畜産センター公園の駐車場へ向かいました。
県道77号線(岐阜環状線)の交差点「正木北町北」から北上して一路、城田寺(きだいじ)へ。
丁字路「上城田寺東」で右(南東)へ曲がったら、トンネルをくぐって道なりに山間部を進みました。
左側に動物たちや芝生広場が見えたら、そこが岐阜市畜産センター公園の敷地です。

しばらく進んで、交差点「畜産センター北」の手前で、左側にある駐車場へ入りました。
出入り口の真ん中に黄緑色のポールが立てられているので、注意して通り抜ける必要があります。
畜産センター公園から登り口へ

岐阜市畜産センター公園は、市民の憩いの場として親しまれている、広大な面積を持つ施設です。
南北に通り抜ける市道を境として、東の畜産エリアと西の公園エリアに分かれています。
公園エリアでは季節ごとに色とりどりの花が咲き、またハイキングコースも整備されているようです。
ただ今回は寄り道をせず、すぐに如来ヶ岳登り口へ向かいました。
交差点「畜産センター北」 細道を通ってショートカット
交差点「畜産センター北」の横断歩道を渡ったら、右へ曲がってすぐに集落の中へ。
途中で枝分かれする細道は、如来ヶ岳登り口への近道になっています。
如来ヶ岳登り口から
如来ヶ岳への道案内 如来ヶ岳登り口
さて細道を通り抜けると、道端の草むらの中に「如来ヶ岳–>」と書かれた案内板がありました。
草むらを斜めに横切って、如来ヶ岳登り口のブロック階段から登り始めます。
竹やぶの石灯籠 神社の鳥居と祠
竹やぶの中を登っていくと、途中には石灯籠がひとつだけありました。
ロウソクを灯す火袋だけはコンクリート製ですが、その他は自然石を積み上げた素朴な造りになっています。
さらに登ったところには、神社の鳥居と祠(ほこら)がありました。
何が祀(まつ)られているのかは判りませんが、「如来」は仏教なので山名の由来とは関係なさそうです。
111鉄塔からの眺望
シダ植物の群生する登山道 イノシシの掘り返した跡
ということで、シダ植物の生い茂る登山道を登っていきました。
春なので活発になってきたのか、イノシシの掘り返した跡が地面に残されています。
鉄塔分岐点(左)112鉄塔(奥)111鉄塔 111鉄塔の根元
木漏れ日の差す中をひたすら登っていくと、ようやく電力会社の設置した案内板にたどり着きました。
すぐに近くには、111鉄塔が見えています。
111鉄塔から(左) 源太峰、111鉄塔から(右)、百々ヶ峰、眉山
111鉄塔まで登ったら、折角なのでまわりの景色を眺めてみました。
右の方には、以前登った百々ヶ峰がよく見えます。
さらに如来ヶ岳を登っていきます。
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