三重県三重郡菰野町(みえぐん こものちょう)には、尾高山(おだかやま)があります。
釈迦ヶ岳へと続く登山道の途中にある山で、山頂は展望台になっています。
またふもとの丘陵地帯には、三重県民の森が整備されています。
広大な敷地内には遊歩道が張り巡らされており、三重県民の憩いの場になっているようです。
ということで、三重県民の森から尾高山に登ってきました。
途中からは雨に降られたので、尾高山頂上ではすっかり雲の中です。

三重県県民の森の大駐車場へ
まずは三重県民の森の大駐車場へ向かいました。
国道306号線の朝明川に架かる橋の北側から、案内板にしたがって西へ入っていきます。
道なりに走っていくと二股に銀色のモニュメントがあって、その手前右側に大駐車場の入り口がありました。
あいにくの空模様なので、停められている自動車はほとんどありません。

駐車場のトイレの横には、三重県民の森 園内マップが設置されていました。
園内に整備された遊歩道を歩きながら、森をそれぞれ見て回るだけでも、結構な運動になりそうです。
尾高観音へ横っちょから
銀色のモニュメントを右へ 尾高キャンプ場入り口
さて三重県民の森の大駐車場からは、適当に尾高山の登り口がありそうな方へ歩いていきました。
尾高キャンプ場の看板まで来たら、山の方へ登っていきます。
東海自然歩道の案内板その1 東海自然歩道の案内板その2
するとなぜか、東海自然歩道の迂回路を示す案内板がありました。
もしかするとこの先で通行止めになっているおそれがあるので、案内板にしたがって進むことに。
木立の向こうに 尾高山観音堂
すると木立の向こうに、尾高観音(引接寺)のお堂が見えてきました。
折角なので六角形の観音堂の前まで行って、十一面千手観世音菩薩に登山の無事をお願いしていきます。
尾高山行者コース登山口
尾高山行者コース登山口 土のうが積まれた登山道
尾高観音の境内の片隅には、尾高山行者コースの登り口があったので、さっそく登り始めました。
大雨のときに土砂が流されてしまったのか、登山道の処どころに土のうが積まれています。
天春静堂の句碑 七曲坂の石碑
しばらくすると「山中尓(に) 只さいて居る 桜哉(かな) 静堂」と刻まれた石碑がありました。
大正末年、尾高観音に仮住まいしていた俳人「天春静堂」が残した俳句だそうです。
また「七曲坂」と刻まれた石碑も、道端にひっそりと佇(たたず)んでいました。
急勾配の斜面を何度も折れ曲がりながら登っていく、つづら折りのこの坂はそう呼ばれているようです。
赤いあずま屋と展望台
木立の向こうに赤いあずま屋 赤いあずま屋の横を通って
ということで、行者コースからすこし外れた場所にある、赤いあずま屋に着きました。
ただ建物が二重構造になっているため、利用の仕方がまったく判りません。
もしかすると尾高観音の宗教的施設かも知れません。
触らぬ神に祟りなしなので、建物の横を通り抜けて明るい方へ行ってみます。

すると天気が良ければ遠くまで見渡せそうな展望台に着きました。
当日は曇っていたので、さすがにあたりは霞(かす)んでいましたけどね。
さらに尾高山を登っていきます。
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