ボクの住んでいる岐阜県関ヶ原町(せきがはらちょう)の近くって、歴史上有名な場所が、比較的多く点在しています。
今回は、滋賀県北東部の小谷城跡(おだにじょうせき)を登った話の4回目です。

東側の尾根筋の道は見どころ満載でした

小谷城は山城でした。戦略上いくつものルートがあるはずで、西や北東の方へ抜ける道もあるようです。
しかし目的はお城巡りです。
小谷城の曲輪跡やお屋敷跡が残っているのは、小谷山山頂から見て南側の尾根筋の道が2本と谷筋の道が1本です。
前回のお城巡りでは、本丸を通る尾根筋の道と谷筋の清水道(きよみずどう)を通りました。
その本丸を通る尾根筋の道は、結構見どころが多くて楽しめました。
小谷城跡の西側の尾根筋の道へ
日を改めた今回は、西側にあるもう1本の尾根筋の道を小谷山山頂に向けて登ることにしました。
今回は国道365号線で小谷城跡の付近まで行き、交差点「郡上南」で北へと曲がり、小谷城戦国歴史資料館の南側に広がる、広大な駐車場に車を停めました。
この場所は谷筋の清水道(きよみずどう)にあります。

まずは少し南に戻って、田んぼの横の道を西へと歩いていきました。
シカやイノシシなどの獣害対策の柵が
ちょっと歩くと北側に清水神社の鳥居が見えます。
その鳥居をくぐって登っていく道が、もう1本の尾根筋へと続く道です。

さらに、しばらく登って建物の横を通り過ぎたあたりに、獣害対策の柵がありました。
最近は山間部のいたるところで、このような柵が見受けられます。



開発が進んだせいなのか、どこでもイノシシやシカ、サルの被害がひどいようです。
柵を通り抜けたあとはしっかりと、とびらを締めておきました。
脇坂安治屋敷跡はいずこに?
こちらの尾根筋の道は、人気(ひとけ)がありません。頂上付近で1組の親子連れにあっただけです。しかし、小谷山山頂までの距離を示した標識は設置してありました。
なお、途中にあった山崎丸も福寿丸も、一応なかをぐるっと歩き回っておきましたが、見るべきものはありませんでした。

また、ちょっと開けた場所の入口に突然、脇坂安治(わきさか やすはる)屋敷跡を指し示す標識もありました。
もしかしたらそこから、ふもとの脇坂安治屋敷跡まで続く道が、あるのかも知れません。
少しだけ行ってみましたが、よく判りませんでした。
やっとのことで小谷山頂上に到着
標識のお蔭でモチベーションを保て、山頂までたどり着けました。
こちら西側の尾根筋の道の方が、山頂までの距離が短いようです。

しばらくの間、山頂を見て回ったり、見晴らしのいいところから景色を眺めてたりしていました。
しかしもう、お昼ごはんの時間です。
ごはんを食べるため、下山することにしました。
小谷山山頂から月所丸へ
ただ下山してしまうのも勿体無いです。
前回見るのをやめたところに寄り道しながら下りることにしました。

分かれ道まで下りて、月所丸へと続く細い道を進みました。
本来はこのままふもとまで下りられたようなので、試しに少し下りてみました。
しかし道がなくなったので断念し、分かれ道まで戻りました。
六坊から大広間へ
つぎに、六坊を抜けて岩場の登り口まで来ると、上からカップルが下りてくる最中でした。しばらく待つ必要がありそうなので、左の細い迂回路へ。

あまり整備されていない道を通り抜けて、大石垣を見物しに行きました。
野面積み(のづらづみ)かと思われますが、状態があまり良くありませんね。
さらに下りていくと大広間では、登山客のみなさんがお弁当に夢中でした。
最後に金吾丸へ駆け上がる
最後に金吾丸へと駆け足で登りました。
前回は行き止まりかと思って来なかったのですが、結局、通り抜けられました。
そのまま、ふもとまで下りてしまいました。

登るときは休み休みで時間がかかりましたが、下りは疲れなんてどこへやら、寄り道をしても大丈夫でした。
あとがき

今まで国道365号線を通るときに気になっていた小谷城跡に、とうとう登れました。
これで小谷城跡は満足です。
つぎはどこのお城に行きますかね。
関ヶ原周辺は、お城がたくさんあるので迷います。
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