滋賀県近江八幡市沖島町(おうみはちまんし おきしまちょう)には、沖島があります。
日本の淡水湖に浮かぶ島の中で、人の住んでいるただ一つの島なのだとか。
ということで、沖島に渡ってきました。
ひとまず山中の遊歩道を歩いたあとは、湖畔を沖島漁港まで戻っています。

尾山(宝来ヶ嶽)を下ったあとは、厳島神社(弁財天社)と沖島小学校を経て、おきしま展望台まで来ました。
休憩所「RYUBOKU HUT」
さて、ひとしきり沖島観光を済ませたら、堀切港行き通船に間に合うよう沖島漁港まで戻ってきました。
念のため、トイレで用を済ませておくことに。

すると奥の広場で、変わった形の構造物を見つけました。
出入り口の看板には「RYUBOKU HUT」とあるので、流木を使って組み立てられた小屋のようです。
看板に描かれている図形は、簡略化された構造物の断面図かな。

構造物の中に入ってみると、さまざまな形の流木が切り揃えられて、規則正しく組み上げられていましたよ。
ベンチがいくつか設置されていたので、おきしま通船の出港時刻まで休憩しても良さそうです。

沖島漁業会館でおみやげ
せっかく沖島までやって来たので、おみやげを買って帰ることにしました。
沖島漁業会館の中には、湖島婦貴(ことぶき)の会(漁協婦人部)の営む食堂と小さな屋台があります。
店頭に並ぶのは佃煮だけでしたが、声をかけると奥から発泡スチロール箱に入った鮒ずしが出てきました。
ふところ具合と相談して、スライスされた鮒ずしと佃煮をいくつか買います。
ちなみに、丸のままの鮒ずしをスライスしてもらうこともできるようです(手間賃が必要かも)。
時間がけっこう掛かるそうなので、時間に余裕を持って注文する必要があります。
鮒ずし

てんこ盛りの発酵したごはんの上に乗せられた鮒ずしは、オレンジ色の魚卵がたっぷりでした。
発酵したごはんもろとも小皿に盛って、しょう油をすこし垂らし、すこしずつ大切にごはんと食べます。
なお鮒ずしの身をお湯に浸すと、とても柔らかくなって噛み切りやすくなります。
湯漬けの具にするのもオススメです。
佃煮
佃煮も地域によって味付けが変わるので、ためしに「えび豆 若煮」と「うろり 若煮」を買ってみました。
うろりは聞き馴染みのない魚名でしたが、「ごり」とも呼ばれる琵琶湖産ヨシノボリの幼魚のことだそうです。
うろりの見ためは、小魚のしらすをもっと小さくした感じです。
一匹いっぴきが小さいので、ごはんの上にふりかけて食べています。
あとがき
12:00出港のおきしま通船に乗って堀切港まで戻ってくると、乗り場に長い待ち行列が出来ていました。
釣り竿を持つ人も大勢いたので、もしかするとブラックバスが目的かも知れません。

そういえば以前テレビで、ブラックバスを使った「バスバーガー」が紹介されていました。
外来魚なので悪いイメージが付きまといますが、淡白な味わいで美味しいそうです。
沖島漁業会館の湖島婦貴の会でも、「沖島よそものコロッケ」が売られているそうです。
せっかく沖島まで行ったに、食べ損なってしまいました。
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