岐阜県山県市長滝(やまがたし ながたき)には、釜ヶ谷山(かまがたにやま)があります。
前回、奥の院と行者岩を見に行こうと思ったら、伊自良湖スカイウェーに迷い出てしまいました。
ということで今回は、行きたかった奥の院を経由して行者岩まで登ってきました。
ヤマビルが怖いので、冬になるのを待ってからの出発です。

伊自良湖奥の臨時駐車場から、ミゾレ林道の終点まで行ったあとは一旦、生産の森コースの方へ進んで、伊自良湖スカイウェーへの分岐点まで登りました。
ミゾレ林道終点から釜ヶ谷山へ

ということで、ふたたびミゾレ林道の終点近くまで戻ってきました。
ここからは釜ヶ谷山の方へ登っていきます。
スギの植林地帯 大岩の点在する道
初めのうちは、スギの植林された緩やかな斜面を歩いて行きました。
ところがすぐに地面は石だらけになって、至るところに大岩の転がる道に変わります。

大木が根こそぎ倒れて、道を塞(ふさ)いでいる場所もありました。
斜面と根っこの間を乗り越えるか、幹の下をくぐるかしなければ、先へは進めません。
土砂で埋まった丸太階段

丸太階段が、あらかた土砂で埋まっている場所もありました。
土が固く締まっているので、ただの急勾配の坂道となんら変わりありません。

砂地の上に落ち葉が積もっているので、滑らないように登っていくのが大変でした。
この場所は下りていくときの方が、さらに大変さが増すと思われます。
苔むした土石流跡と倒木 石だらけの丸太階段
一難去ってまた一難、今度は土石流で荒れたまま、しばらく放置されて苔むしている岩場を通りました。
続く丸太階段は石ころだらけですが、辛うじて足を掛けられます。
恐怖の丸太階段

次なる難所は、土砂崩れのために丸太階段の片側が宙に浮いている道でした。
土がなくなったので、丸太の下からは金属製の長い釘が顕(あらわ)になっています。
尾根筋の丸太階段は安心 傾いた丸太階段
すぐに尾根筋に出たので、しばらくは歩きやすい道が続いたのですけどね。
つづら折りの坂道になった途端に、丸太階段はふたたび危険な雰囲気に戻ってしまいました。

さて、上り坂の途中で山側を見上げると、巨岩がどっかりと鎮座していました。
一瞬、行者岩なのかと思いましたが、まだ奥の院にたどり着いてないので、早とちりだったようです。
分岐点から展望台へ
奥の院コースに合流 案内版(左)ミゾレ林道(奥)釜ヶ谷山頂(手前)登山口
ということで、登ってきた道はようやく奥の院コースに合流しました。
このまま山道を登っていけば、甘南美寺奥の院にたどり着けそうです。
坂道を下った先にあずま屋 展望台
ただすこし坂道を下ったところに見える、あずま屋が気になりました。
近づいてみるとどうやら、ふもとの青少年の森案内図に描かれている展望台のようです。
まわりは鬱蒼とした森 寄せ書きノート
ところが展望台に上がってみても、周囲は鬱蒼(うっそう)とした森で、景色は良くありません。
眺望のため伐採されていた場所にも、歳月を経て木々が生い茂ったようです。
さらに釜ヶ谷山を登っていきます。
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