小豆島(しょうどしま)は瀬戸内海に浮かぶ、オリーブの生産が盛んな島です。
ただ小豆島について、ほどんど何も知らなかったので、母と妹と 3人で一泊旅行に行ってきました。

寒霞渓(かんかけい)ロープウェイに乗って紅雲亭駅まで戻り、ふもとの町へ行く途中で内海ダムに立ち寄り、内海湾岸を走って田浦半島の先にある「二十四の瞳映画村」に来ました。
二十四の瞳映画村で時間旅行

さて「二十四の瞳映画村(にじゅうしのひとみ えいがむら)」に入ると、あたりはまるで時間旅行(タイムスリップ)をして過去に来てしまったような雰囲気です。
ただ表通りは観光客がいたる所にいるので、岬の寒村といった雰囲気ではありません。

たまたま見付けた「二十四の瞳映画村」の地図を見ると、家を隔てたウラ側にも通りがあるようなので、路地を通り抜けて裏通りへ行ってみました。
ギャラリー浪漫屋 二十四の瞳公式店 チリリン屋
なお入り口の近くにあったおみやげ屋さんには、帰りに立ち寄ることにします。
映画村の裏通りを歩いて

裏通りに出ると案の定、人っ子一人歩いていません。
建物はどれも古びており、壁に取り付けられたマルキン醤油の赤いホウロウ看板が、いい味を醸し出していました。

そんな雰囲気を噛み締めながら歩き始めると、さらに左側の路地の奥まった場所に、真っ赤な看板を見付けてしまいました。
何の看板なのかは、はっきりと判りませんが、面白そうなので行ってみます。
キネマの庵は、見どころいっぱい

そこは「キネマの庵(いおり)」という施設で、ギャラリー「日本映画黄金期1950’」とカフェ「シネマ倶楽部」から構成されているようです。
このときは、映画「八日目の蝉」小豆島展が開催されていました。
ギャラリー「日本映画黄金期1950’」
ギャラリー(左) ギャラリー(右) 映画「二十四の瞳」英語版ポスター
ギャラリーには、日本映画の黄金期といわれている、1950年ごろに公開された映画の写真が、年代を追って展示されています。
またテレビには、そのころのさまざまな映画の断片が、次々と流されていました。

展示されている写真や映像の中に、知っている俳優さんの若い頃の姿を見付けると、ちょっと嬉しくなりました。
カフェ「シネマ倶楽部」

ちなみにカフェ「シネマ倶楽部」では、遠い思い出の給食を再現した「給食セット」が食べられるようです。

ボクが小学生のころ(1970年代)に食べた給食よりもかなり質素に見えるので、たぶん日本映画黄金期の 1950年ごろに食べられたものではないでしょうか。
映画「八日目の蝉」小豆島展

映画「八日目の蝉」小豆島展は、カフェ「シネマ倶楽部」の周囲の壁際で行われています。
映画の印象的なシーンが、何枚ものパネルに仕立てられて壁に飾られ、俳優さんが実際に着て演技をした衣装や小道具なども展示してありました。
さらに「二十四の瞳映画村」の中を見て回ります。
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