小豆島(しょうどしま)は瀬戸内海に浮かぶ、オリーブの生産が盛んな島です。
ただ小豆島について、ほどんど何も知らなかったので、母と妹と 3人で一泊旅行に行ってきました。


二十四の瞳映画村マップ
「二十四の瞳映画村」に入って、寒村の雰囲気が漂う裏通りから、さらに路地を通り抜け、「キネマの庵」で日本映画黄金期の写真や映像を鑑賞しました。
汐江海岸で潮風を感じる
- 木造校舎の裏手(左)
- 木造校舎の裏手(右)
- 汐江海岸への階段
さて「キネマの庵」を出たら、潮の香り漂う海辺の方に横長の建物があったので、階段を登って見に行くことにしました。

汐江海岸の記念撮影スポット(沖に福部島が見えます)
ただその前に海岸の近くまで行って、普段見られない瀬戸内海を間近に見ることにします。
広い海原を見渡すと、比較的近くに浮かんでいる福部島がはっきりと見えました。
しかし曇り空で見通しが悪く、遠くの方にあるはずの四国は霞んでしまい、よく見えません。それでも波が静かで海風が穏やかな瀬戸内海の海辺を、堪能できてよかったです。
映画の撮影で使われた木造校舎
「二十四の瞳映画村」は、田中裕子さん主演で撮影された映画「二十四の瞳」の撮影用のオープンセットを改築したものです。

木造校舎(映画のセット)
「岬の分教場」と案内されている木造校舎も、映画の撮影のためにオープンセットとして建てられました。
現在も田浦地区に存在している苗羽小学校 旧田浦分校(のうましょうがっこう きゅうたのうらぶんこう)校舎を再現しているようで、何ヶ所かを除いてほぼそっくりです。

木造校舎の窓から汐江海岸
「岬の分教場」とは言っても実際のところ、時化(しけ)になると大波が襲ってくるかも知れないので、こんな海のすぐ近くには建てないでしょう。
しかし教室の窓から海を眺めながら勉強できたら、さぞかし気持ちいいことでしょうね。
男先生の家(映画のセット)

男先生の家
木造校舎の隣には「男先生の家」も建っています。
建物の中に入るのは、ちょっと躊躇(ためら)いますが、縁側に座布団が置いてあるので、そこに座って海を眺めると気持ちいいかも知れません。
- 男先生の家 板の間
- 男先生の家 敷物の間
折角なので「男先生の家」の中をちょいとのぞいてみました。
板の間のちゃぶ台の上には徳利とお猪口があるので、男先生は酒好きのようです。
また隣の部屋には、行火(あんか)や火鉢、湯たんぽまであるので、冬場はよほど寒かったようです。
展望台の横の五右衛門風呂

大小の五右衛門風呂
ちょっと一息つくため、展望台の中にあった自販機でジュースを買って休んでいると、ほんの目と鼻の先に大小の大釜が並んでいました。
「どうしてこんなところにカマドがあるのか」と思って大釜の中をのぞいてみると、中に踏み板があったので、どうやらここは露天の五右衛門風呂のようです。
一体誰が入るのか判りませんが、瀬戸内海を見ながら入るお風呂は、気持ち良さそうです。
ただ奥のお風呂の焚き口があまりにも狭いので、火の番をする人はきっと辛いことでしょう。
二十四の瞳の銅像といっしょ

壺井栄生誕百周年記念の銅像
すぐ近くには、たくさんの子どもたちが遊んでいる銅像があったので、見に来ました。
大石先生と12人の子どもたちが昼休み校庭に出て、一緒に遊ぶため手始めにジャンケンをしているという「二十四の瞳」を象徴するような一場面のようです。
ウチの母と妹も、13人目の生徒になってジャンケンをし、それぞれ写真に収まっていました。
さらに「二十四の瞳映画村」の中を散策します。

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