小豆島(しょうどしま)は瀬戸内海に浮かぶ、オリーブの生産が盛んな島です。
ただ小豆島について、ほどんど何も知らなかったので、母と妹と 3人で一泊旅行に行ってきました。


二十四の瞳映画村マップ
「キネマの庵」から階段を上がって、汐江海岸で凪いだ海を見たあとは、映画の撮影のために建てられた木造校舎などを見て歩き、展望台を通って「二十四の瞳」の銅像を見ました。
二十四の瞳天満宮

二十四の瞳天満宮への石橋
一旦オモテ通りに出て川のほとりを歩き、「二十四の瞳天満宮」の前まで来ました。
鳥居やその前に架かる石橋などは、花崗岩(かこうがん、別名みかげ石)で出来ているので、きっと地元で採れた石を使っているのでしょうね。
- 二十四の瞳天満宮の参道
- 光の小径
実は「二十四の瞳天満宮」はれっきとした天満宮で、平成3年に社殿を建てたとき、九州太宰府天満宮からご祭神菅原道真公の御霊(みたま)を分けてもらっています。
ちなみに毎年夏のある時期になると、夜の参道に「光の小径(こみち)」が現れるそうです。

二十四の瞳天満宮のウシ
参道を奥へ進んでいくと、天満宮なので菅原道真の遺体を牛車に乗せて運んだというウシが、本殿の前で動かなくなっていました。
「二十四の瞳天満宮」は、石段を上がった先にあります。
ギャラリー松竹座映画館

ギャラリー松竹座映画館
「二十四の瞳天満宮」の横には、ギャラリー松竹座映画館もあります。
中の様子がまったく見えないので、躊躇(ためら)われますが、中へ入ってみることに。

映画ホール入り口
すると、お飾りなので切符は買えませんが、むかし風の切符売り場がありました。
なお左の扉を開けて映画ホールの中に入れば、高峰秀子さん主演の映画「二十四の瞳」を、無料で見られるようです。

ギャラリー(奥の写真は、松坂慶子、上原謙、三國連太郎、佐田啓二です、敬称略)
ロビーの右側の壁には、以前「二十四の瞳映画村」で開催されたトークイベント「喋楽苦(しゃべらく)」の 3人のゲストと、映画「八日目の蝉」の映画監督の写真が飾られていました。
- 橋口 亮輔さん …………… 映画「ぐるりのこと。」の映画監督
- 鈴木 敏夫さん …………… スタジオジブリのプロデューサー
- リリー・フランキーさん … 絵本「おでんくん」のイラストレーター
- 成島 出さん ……………… 映画「八日目の蝉」の映画監督
ということで「二十四の瞳映画村」の散策を終えます。
苗羽小学校旧田浦分校校舎へ
さて「セット入村券」を買っているので、つぎは小説「二十四の瞳」の元になった苗羽小学校旧田浦分校(のうましょうがっこう きゅうたのうらぶんこう)の木造校舎を見に行きます。
- 路地を通って
- 岬の分教場へ
デルタ状の駐車場に自動車を停めてあたりを見回すと、「岬の分教場」への案内がありました。
その案内に従って、ちょっと不安でしたが路地を歩いていきます。

苗羽小学校旧田浦分校(本物)
すると路地を抜けた先には、実際にむかし地元の子どもたちが通っていた、苗羽小学校旧田浦分校の木造校舎が建っていました。
「二十四の瞳映画村」に建てられたオープンセットの木造校舎は、この校舎を元に建てられたのでしょう、細かいところを除いて造りが本当に瓜二つです。
本物の木造校舎の中は
- 一・二年生の教室
- 二・三年生の教室
- 五・六年生の教室
オープンセットの木造校舎の中は人で溢(あふ)れていますが、本物の木造校舎を訪れる人はほとんど居ないので、その中を自由に見て回れます。
むかしこれらの教室の中で、実際に子どもたちが勉強していたのかと思うと、感慨深いです。

二十四の瞳の人形たち
廊下の一番奥にはガラスケースが置いてあり、その中で「二十四の瞳」を題材にした人形たちが、楽しそうに大石先生の授業を受けていました。
もう夕方になったのでホテルに向かいます。

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