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【愛知】博物館明治村を乗り物一日券で効率よく その6 (文豪と西郷さん篇)

名所史跡めぐり
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愛知県犬山市(いぬやまし)には「博物館明治村」という場所があります。

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ただその敷地があまりにも広大なので、丁寧に見て回ると、とても一日では回れません。
ということで今回は「乗り物一日券」も買って、博物館明治村の中を巡ってきました。

お昼ごはんに「めん処 なごや庵」できしめんを食べ、昭和天皇などが利用された御料列車を拝見したあと、たまたま見付けた車いす用の坂道を通って、小山の上に上ってきました。

2人の文豪が借りた家

さて 1丁目の小山の上に上ってくると、そこに現れたのは 1軒の庶民的な古民家です。

もともとは東京の千駄木にあった民家なのですが、森鴎外(もり おうがい)と夏目漱石(なつめ そうせき)という 2人の有名な文豪が、時を隔て借りて住んでいました。

森鴎外は、短編小説「舞姫」を書いたことで有名な小説家です。
この民家では「文づかひ」などを書いたそうです。

一方、夏目漱石はこの民家で、長編小説「吾輩は猫である」を書きました。
作品の中に出てくる家の中の様子は、この家の造りを描写したもののようです。

夏目漱石は他にも執筆

さらに夏目漱石はこの民家で、中編小説「坊っちゃん」や小説「草枕」も書いたそうです。
「草枕」は読んだことがないのですが、「坊っちゃん」は中学生の頃に読みました。

たしか東京で生まれ育った江戸っ子気質(かたぎ)の主人公が、四国の旧制中学に新任教師として赴任し、騒動を巻き起こすお話です。

ほとんどの登場人物があだ名で表されており、どんな人物たちなんだろうと頭の中で想像を膨らませながら、読んでいました。

坊っちゃん

西郷隆盛の実弟が東京に建てた洋館

西郷隆盛

さて「日本庭園」に入るのを止めて、小径を歩いていくと薄い水色の洋館が現れました。

その洋館は、西郷隆盛の実の弟である西郷従道が、東京の上目黒にあった自分の家の敷地内に、お客さんをもてなすために建てた建物です。

白いお皿

建物内に入ると各部屋の中には、当時使用されていたであろう家具が置かれています。
またテーブルの上には、いかにも高価そうな食器類が置かれていました。

特に食器の近くを歩くときには、ちょっと慎重に歩いたのを憶えています。

お休み処碧水で一休み

西郷従道の洋館を見学し終わって外に出てくると、すぐ目の前に飲食店「和食処 碧水亭」の建物がありました。

コーヒーでも飲みながら休憩できないかと、建物の中に入ってみることに。

ジュースの自動販売機

すると「和食処 碧水亭」の入り口はすこし奥にあり、その手前の空間は休憩所「お休み処 碧水」になっていました。

椅子がいくつも置いてあり、自動販売機も設置してあるので、とても快適です。
ということで、しばらくそこで休憩しました。

聖ヨハネ教会堂

さて「お休み処 碧水」を出てさらに歩いていくと、正面にトンガリ屋根が見えてきます。
まっすぐに伸びる坂道を上っていくと、そこには「聖ヨハネ教会堂」が建っていました。

建物の 1階から入ってみると、そこはがらんどうで目ぼしいものは何もありません。

実のところ 1階部分は、平日は幼稚園として、日曜日は日曜学校として使われていたので、大したものが置かれていないのです。

ということで階段を上って 2階へ上がってみると、よくみる教会の風景が広がりました。

ただ会堂の前方には、たくさんのオルガンが置かれているので、おかしな感じです。
古いオルガンをいろんなところから集めてきて、とりあえず置いてあるように見えました。

つぎは小山を下りて、ふもとを歩きます。

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