岐阜県山県市(やまがたし)には、大桑城跡(おおがじょうあと)があります。
大河ドラマ「麒麟がくる」を見ていたら、美濃の守護大名である土岐氏の山城として名前が出ていました。
テレビで放送されたあとすぐに行くと、混み合うおそれがあるので避けなければなりません。
しかしそれから数ヶ月が過ぎたので、もうそろそろほとぼりが冷めていそうです。

というわけで満を持して、大桑城跡を訪れてきました。
ときどき他人(ひと)とすれ違いましたが、互いに距離をとり道を譲り合ったので、問題ありませんでした。
はじかみ林道で、大桑城跡の駐車場へ
大桑城跡のある古城山頂上への登山コースは、次の 2つが整備されています。
- 古城山コース ……… ふもとの古城山登山口から山頂へ登る、片道 約2100メートルのコース。
- はじかみコース ……… はじかみ林道登山口から山頂へ登る、 片道 約880メートルのコース。
今回は足がちょっと疲れていたので、はじかみコースで登ることにしました。
なおどちらの登山口の近くにも、駐車場が用意されています。

大桑城へ南側から行く道は複雑そうなので、今回は伊自良湖の方から古城山の北側を回って行きました。
なおはじかみ林道は道幅が狭く、生い茂る雑草のため見通しが悪かったので、注意が必要です。
はじかみ林道登山口にて

沿道にのぼり旗が立てられたはじかみ林道を登っていくと、林道の谷側に登山客用の駐車場があります。
停められている自動車はあまり多くなく、余裕をもって停車できました。

登山口の近くに大桑城とその城下の絵図があったので、見てみました。
ただかなり誇張されて描かれているようなので、あまり古城山登山の参考にはならなさそうです。

すぐとなりに設置されていたラックの扉を開けて、「大桑城 歴史・登山マップ」を 1冊もらいます。
熊よけ鈴の下りてくる音が聞こえたので、出てくるのを待って登山口へ向かいました。
パラグライダー離陸場からの眺め
ロープが張られた登山道 立入禁止のパラグライダー離陸場
ということで、はじかみ林道登山口からゆったりコースを登り始めます。
階段も設置してあり危なげない登山道なのですが、丈夫そうなロープが張られていました。

はじかみ林道登山口は高い場所にあるため、すこし登るだけでパラグライダー離陸場に着きます。
立入禁止なので、柵の外側から景色を眺めることにしました。
パラグライダー離陸場(左) パラグライダー離陸場(右)、百々ヶ峰、金華山
辛うじて右奥の方に稲葉山城のあった金華山が見えますが、あとはよく判りません。
あまりここで長居しても仕方がないので、早々に出発することにしました。
登り下りを繰り返して
登山道ふたたび 長めの階段 せっかく登ったのに
さて「大桑城 歴史・登山マップ」によると、はじかみ林道から始まるゆったりコースは、大半が緩やかだと書かれていたのですが、結構な上り坂が続きます。
どんどん下って ふたたび急な階段 尾根筋へ
長い階段をようやく登りきったと思ったら、今度は下り坂が始まりました。
しかもその下り坂は長くて、どんどん下ってしまいます。

それが終わると、今度はジグザグのつづら折りになっている、急な上り階段が始まりました。
ここまでの山道をゆったりコースと名付けた人は、よほどの登山上級者なのかも知れません。
さらに大桑城跡を歩いていきます。
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