愛知県犬山市(いぬやまし)には、大平山(おおひらやま)と継鹿尾山(つがおさん)があります。
岐阜県側の山から眺めたとき、登りやすそうな山なので気になっていました。
ということで、大平山と継鹿尾山を巡ってきました。
継鹿尾山の中腹には継鹿尾観音寂光院があったので、最後にお参りしています。

鳩吹山頂上までおよそ3キロのところから、一旦石原登山口まで下って、継鹿尾山に登り始めました。
継鹿尾山頂上への道


さて継鹿尾山東側途中のベンチから、ふたたび歩き始めると、今度は急勾配の岩場が立ち塞がりました。
手すりが設置されていますが、岩場のほんの中ほどだけです。

転ぶと大事故につながるので、つまずかないよう足元に注意しながら登っていきました。
ただ岩がしっかりしていたので、案外すいすい進めます。


岩場が終わってしばらくすると、つぎは丸太階段が始まりました。
結構長いので、途中で何度か立ち止まっては、山頂のある方向を仰ぎ見ることに。
継鹿尾山頂上にて


ということで、ようやく継鹿尾山頂上に着きました。
人気のある山のようで、山頂ではいくつかのグループがお弁当を広げています。


山頂の山小屋に行ってみると、壁際に設えられたベンチはどこも埋まっていました。
仕方がないので、空いていた窓際から景色を眺めてみることに。

広大な濃尾平野の中を、山やまの間を縫うように流れる、雄大な木曽川が目に飛び込んできました。
日本モンキーパークの観覧車が、山の中でひときわ目立っています。
大平山第一号墳に寄り道


継鹿尾山頂上には古墳があるようなので、ちょっと寄り道していくことにしました。
山小屋から出て、南へ伸びる登山道を下っていきます。

するとまもなく道端に、「大平山第一号墳」と書かれた案内板が置かれていました。
その後ろを見ると、大岩がいくつも乱雑に積み重なっています。

古墳の入り口側に回り込んでみましたが、石室がすっかり崩れて見る影もない状態になっていました。
解説板などはありませんが、周辺にはほかにも古墳があるのかも知れません。
御嶽神社にお参りして


さて古墳からふたたび継鹿尾山頂上まで戻ってきたら、不老公園のある犬山城方面へ下っていきました。
結構険しい坂道で、長い丸太階段があったり、段差のある岩場があったりします。


ひとしきり下ったあと、大岩の点在する平坦な道を歩いていると、御嶽神社兼駒嶽神社がありました。
どちらも山岳信仰なので、すぐ後ろに不動明王も祀(まつ)られています。
祠(ほこら)や石碑のある石垣の上には、大量の石が積み上げられていました。
もしかすると、お参りするたびに石を一つずつ持ってきて、置いていったのかも知れません。
つぎは寂光院にお参りします。
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