愛知県犬山市(いぬやまし)には、大平山(おおひらやま)と継鹿尾山(つがおさん)があります。
岐阜県側の山から眺めたとき、登りやすそうな山なので気になっていました。
ということで、大平山と継鹿尾山を巡ってきました。
継鹿尾山の中腹には継鹿尾観音寂光院があったので、最後にお参りしています。

継鹿尾山頂上まで登って、大平山第一号墳に寄り道したあとは、御嶽神社まで下ってきました。
白山宮の休憩所へ


さて御嶽神社からは、岩場もあったりする険しい登山道を下っていきました。
途中にある段差が高くてギザギザのガケを通る道は、見るからに危険なので細心の注意が必要です。


そこからしばらく下っていくと、赤い鳥居のある広場にたどり着きました。
近くの木かげには、継鹿尾山から戻ってきた人のために、休憩所が用意されています。


この広場はそもそも白山宮の境内なので、そばには社(やしろ)が建てられていました。
継鹿尾山での「登山安全」とお参りの「道中安全」を祈願されているそうです。
寂光院本堂前から


白山宮からさらに下っていくと、えんむすび良縁弁財天の中を通って、石段の下り口まで来ました。
折角なので、ちょっと低めの渡り廊下の下をくぐって、本堂の方を見に行きます。

本堂の前からは、目の高さに日本モンキーパークの観覧車が見えました。
もう春なので、あたりにはサクラの花が咲き始めています。


渡り廊下の下をくぐり戻ったら、急勾配の長い石段を下っていきました。
石段の途中で登っていく人たちとすれ違いましたが、300段もあるので結構たいへんそうです。
旧参道を歩いて寂光院総門へ


さて石段を下り終えると、「七福坂」と刻まれた石標がありました。
途中「布袋坂」しか確認できませんでしたが、きっと七福神の名前を冠する「坂」があるのでしょう。


さらにお見送り大師に見送られながら、旧参道の石段を下っていきました。
多くの人は自動車で来るようなので、歩いている人の姿をほとんど見かけません。


最後に石段を下っていくと、ようやくふもとの道路に出られました。
赤い欄干の橋(観音橋)を渡ると、自動車で出入りできる石造りの新しい寂光院総門が建てられています。
あとがき
今回は、犬山市の大平山と継鹿尾山を続けて歩いてきました。
どちらも至るところに岩場があって、たまに険しい道のりのある山です。
ただ継鹿尾山は東海自然歩道に指定されているためか、休憩用のベンチが至るところに置かれていました。
もしかすると、何らかの補助金が支給されているのかも知れません。

ちなみに継鹿尾山に登る多くの人は、西側の寂光院を経由して登ってきているようです。
石原登山口から続く東側の登山道では、ほとんど人に会いませんでしたからね。
コメント