【滋賀】犬上郡多賀町で郡名の由来を探して その3 (遊歩道と犬胴松篇)

名所史跡めぐり
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滋賀県の彦根市(ひこねし)や犬上郡(いぬがみぐん)を流れる、犬上川(いぬがみがわ)の上流には犬上神社があって、その近くに何かいわくのありそうな地名が残っています。

先日、国道307号線を北上していたら、犬上川を渡ったときに、そのことを思い出しました。
ということで、犬上川沿いの道を遡(さかのぼ)って、犬上神社とその周辺を巡ります。

大瀧神社のご神木スギのあたりから大蛇ヶ淵犬咬明神の祠を眺めたあとは、犬上川へと続く道を下りていって、大蛇ヶ淵の岩場を間近で見て歩きました。

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犬上川沿いの遊歩道を歩いて

遊歩道の入り口
遊歩道の入り口

大瀧神社の境内からは、犬上川に沿って遊歩道が整備されています。
すぐに歩き終わるだろうと思って、軽い気持ちで歩き出したのですが、違っていました。

崖から落ちると危ないので、その遊歩道の崖側には柵が設けてあります。
ただその柵は、かなり遠くの方まで続いているようで、終わりがまったく見えません。

歩く男性

ちなみに聞こえてくるのは、犬上川のせせらぎぐらいで、あたりはとても静かです。
春の木漏れ日の中を散歩するには、打って付けの場所のようでした。

向こうの山に小さな滝を発見

犬上川沿いの遊歩道を歩いていると、柵が川の方へ張り出している場所があります。
そこから川を眺めていると、向かい側に小さな一筋の滝を見付けました。

最初はその滝が「大瀧」なのかと思いましたが、案内板がないのでどうやら違うようです。
あとで気がついたのですが、大瀧神社の境内にあった立て札に「大瀧」についての記述がありました。

犬上ダムが建設されるまでは、犬上川の水量がたいへん豊富だったため、神社の下の岩場を大量の水が勢いよく流れており、「大瀧」と呼んでいました。

カエデの木が植えられた遊歩道

遊歩道はさらに続きます。
ところどころに県道226号線へ抜けられる脇道がありましたが、そのまま歩いていきました。

ちなみに遊歩道沿いには、たくさんのカエデの木が植えられています。
秋の紅葉の時期にこの遊歩道を歩けば、さぞかし美しいことでしょう。

湖国バス 停留所「富之尾」
湖国バス 停留所「富之尾」

遊歩道の終点には、湖国バスの停留所「富之尾」がありました。

湖国バスに乗って大瀧神社に参拝するときは、停留所「富之尾」でバスを降りて遊歩道を歩いていくのも、面白いかも知れません。

すっかり枯れ果てた犬胴松

というわけで県道226号線を歩いて、大瀧神社の大鳥居の前まで戻って来ました。
道路の東側に変わった形の石が立てられいるので、見に行くことに。

その石は「犬胴松石」と名付けられていましたが、よく見ると近年奉納されたもののようでした。
猟犬「小石丸」と直接の関係は無さそうです。

その奥に目をやると、そこには謂(いわ)れがありそうな「犬胴松」とよばれる木がありました。
現在「犬胴松」は枯れてしまいましたが、お堂を建てて祀(まつ)られています。

大蛇を咬み殺した猟犬「小石丸」の首は、大蛇ヶ淵近くの祠(ほこら)に祀られています。
しかしその胴体は、ずっと離れた場所に埋められて、さらにマツの木が植えられたのでした。

あとがき

猟犬「小石丸」の首と胴体は、なぜ別々の場所に祀られているのでしょうか?
通常なら遺体は、1ヶ所にまとめて埋葬されてしかるべきです。

稲依別王命(いなよりわけのおうのみこと)は、疲れて眠ろうとしたときに猟犬「小石丸」に吠えられ、怒りに任せてその首を切り落としてしまいました。

北海道犬

もしかすると稲依別王命は、猟犬「小石丸」に仕返しされることを恐れたのかも知れません。
首と胴体の埋葬する場所を離して、二度と生き返らないようにしたのだと思われます。

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