以前、滋賀県長浜市(ながはまし)を流れる草野川に沿って上流へ行ったとき、浅井文化スポーツ公園の入り口に、神社の鳥居と岩崎山の登山口を見付けました。
ということで今回、岩崎山に登って乗倉古墳群を見て歩き、ついでに大依山(おおよりやま)の林道を歩いて北の方へ下り、草野川に沿って帰ってきました。

まずは浅井文化スポーツ公園の入り口の駐車場に自動車を停めて、岩崎山登山口から登り始め、乗倉古墳群を見ながら岩崎山の頂上を越えました。
乗倉古墳群の前方後円墳

さて岩崎山の頂上を越えたあと、しばらくは古墳が見当たらなかったのですが、登ったり下ったりを繰り返していたら、乗倉古墳群 7号古墳にたどり着きました。

この古墳は小規模ながらも、大阪府堺市の大山古墳(だいせん こふん)と同じで、前方後円墳だそうです。
大山古墳は、これまで確たる根拠もなく「仁徳天皇陵」と呼ばれてきました。
ただ説明が標識の他に無いし雑草も生えているので、何だかよく判りません。
とりあえず円墳と思われる場所に登って見回してみましたが、方墳らしき場所が判らなかったので、諦めて先へ進むことにしました。
山越えの寺参り道
乗倉古墳群 7号古墳を越えると、しばらくは下り坂が続きます。
ふもとの浅井球場から、野球の応援曲が聞こえてきたので、ひとりでも楽しく歩けました。

歩いていると前方の木立の間に、乗倉古墳群 8号古墳という大きな円墳が見えてきます。
説明があるかも知れないと思い頂上に登ってみましたが、特に何もありませんでした。

この場所は岩崎山と大依山の間にある一番低い場所のようで、「寺参り道」という山越え道になっています。
山の東西のふもとには、安勝寺と法通寺という同じ宗派のお寺があるので、応援が必要なときに行き来があったのかも知れません。
荒れた古墳群
さて「寺参り道」から先は、ふたたび上り坂に転じます。
歩く人が少ないようで、山道も段々と荒れてきて、歩きにくくなっていきました。

乗倉古墳群 9号古墳はあまり高くなっていないので、標識が無ければ、草木が生い茂る単なる土の盛り上がりにしか見えません。

乗倉古墳群 10号古墳の周りは倒木が散乱しており、行く手を遮っています。
一時は引き返そうかと思いましたが、気を取り直して行けるところまで行くことにしました。
古墳が無いので荒れ放題
ピンク色のリボンを頼りに 道がほぼ見えません 舗装道路が見えます
乗倉古墳群 10号古墳を過ぎると、古墳はもう無いようです。
歩く人がいないらしく、山道は草木に覆われてしまい、辛うじてそうだと判るほどでした。
ただ道沿いの木に巻きつけてあった、ピンク色のテープは大助かりです。
派手な目印のお蔭で、判りにくくなった山道を迷わず歩けました。

草木と蜘蛛の巣をかき分け歩いていくと、いつの間にか舗装道路に出てしまいました。
最近は利便性を考えて、いろんな山に林道が設けられているようです。
つぎは林道を登っていきます。
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