以前、滋賀県長浜市(ながはまし)を流れる草野川に沿って上流へ行ったとき、浅井文化スポーツ公園の入り口に、神社の鳥居と岩崎山の登山口を見付けました。
ということで今回、岩崎山に登って乗倉古墳群を見て歩き、ついでに大依山(おおよりやま)の林道を歩いて北の方へ下り、草野川に沿って帰ってきました。

大依山の林道を登って、朝倉景健の本陣跡を見に行き、遠く小谷山を眺めたあとは、そのまま林道を進んで、旧全国林業構造改善協議会が造ったキャンプ場跡を見付けました。
大依山林道の郷野入り口へ

大依山の中腹にあった、誰も居ないキャンプ場跡からは、狭い林道を下りていきます。
林業従事者の軽トラック同士なら、すれ違えますが、普通自動車は難しそうです。
キャンプ場を造ることばかり考えて、道路の整備まで考えが及ばなかったように見えます。

さて大依山の中を通る林道を、ひたすら歩いて下りてくると、ようやくふもとに着きました。
ご多分に漏れず、ここにも獣害防止柵が設置されています。
場所によって獣害防止柵の戸締まりの仕方が違うので、毎回すこし戸惑います。
鍛冶屋橋を渡って旧道へ

獣害防止柵を通り抜けて、川沿いの道路に出てきました。
何となく帰るべき方向は判っていたので、道路の路側帯に沿って歩いていきます。
ただ路側帯の幅がかなり狭いので、何度か危険を感じることがありました。

交通事故に遭わないとも限らないので、旧道(県道264号線)側に渡れる橋を探しながら歩いていると、やっとのことで橋を見付けました。
集落の中は車両の制限速度が低めなので、比較的安全なのです。
路線バスの本数が少ないので

さて旧道(県道264号線)を歩いていたら、湖国バスの「追分」停留所を見付けました。
大依山を歩いて越えてきたので、出来ればもう歩きたくないところです。
しかし停留所の時刻表を確認してみたら、次のバスまで 1時間もありました。

長い間バスを待っていたのに、そのときが来てもバスが来なかったら目も当てられません。
ふたたび浅井文化スポーツ公園に向かって歩きはじめました。
草野川の堤防を歩いて

県道264号線も多少は自動車が通るので、草野川頭首工のすこし手前からは、草野川の堤防を歩くことにしました。
頭首工とは、農業用水を河川や湖沼などから取り入れる施設のこと。
まったく自動車の通る気配がないので、川沿いの道をのんびりと歩けます。
ときおり吹き抜ける爽やかな風が、疲れた体を癒やしてくれました。
堤防の道がなくなったら、大門橋を渡って草野川の北側の道路に移ります。
歩道がしっかりと整備されていたので無事、浅井文化スポーツ公園にたどり着きました。
あとがき
今回は登り始めた場所から、大依山の頂上を越えて、反対側に下りてしまいました。

公共交通機関の本数があまりない地域だったので、出発地点まですべて徒歩になってしまい、たいへん疲れました。
次からはあまり遠くまで行かないよう、適当なところで帰ってくることにします。
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