今年(2020年)の正月に家電量販店に行ったら、地元のケーブルテレビがキャンペーンをしていました。
ボクはそのケーブルテレビと、テレビだけでなく、インターネットや IP電話も契約しています。

ケーブルテレビはその時、アンテナ線から光回線へ切り替える工事費無料キャンペーンをしていました。
むかしはアンテナ線(同軸ケーブル)が主流だったのですが、現在の主流は光回線のようです。
ケーブルテレビが光回線のサービスを始めてから、かなりの年数が経ちました。
せっかくのキャンペーンなので、自宅のインターネット環境を、高速な光回線にすることにしました。
インターネットのデータ伝送速度が 1ギガバイト/秒になる、「光1G」というコースにしました。

待ちに待った、光回線工事
順番待ちの人が長かったようで、契約から 1ヶ月ほど経ってから、ようやく光回線工事が行われました。
予定では 3時間と聞いていましたが、工事業者の方の手際が良いので、実際は2時間半ほどです。

まず最初につなげてみたのは、スマホです。
ただデータ転送量が少ないので、あまり速さは実感できません。
その次につなげてみたのは、パソコンです。
無線LANルーターの設置場所が遠くなったので、むかし使っていた長い LANケーブルを使いました。
多少は速くなりましたが、それほどではありません。
カテゴリ5e以上のLANケーブルに
実は光回線工事のとき、工事業者の方に次のことを指摘されていました。
LANケーブルの規格が古い(カテゴリ4)ので、光回線のデータ伝送速度を活かせないと思われます。
カテゴリ5e 以上の LANケーブルでないと駄目ですよ。

早速、カテゴリ6 の長い LANケーブルを買ってきて、パソコンと無線LANルーターをつないでみました。
しかしそれでもインターネットは、あまり速くなりません。
全ポートがギガ対応の無線LANルーターに
調べてみると、無線LANルーターの LANポートのデータ伝送速度が、100メガビット/秒になっていました。
インターネット側の WANポートだけは、1ギガビット/秒なんですけどね。
1ギガビット/秒 = 1000メガビット/秒(国際単位系)

ということで、WANポートも LANポートも、すべてのポートが 1ギガビット/秒に対応している無線LANルーターを買ってきて、つないでみました。
もしモデムにルーターの情報が残っていると、ルーターが上手く機能しません。
旧ルーターをコンセントから抜き、30分以上待ったあと、新ルーターをモデムにつなぎました。
もしかするとモデムの再起動(10秒待って)も必要かも知れません。
インターネットの適当なデータ伝送速度計測サイトで測ってみると、およそ800メガビット/秒ぐらいです。
1ギガビット/秒には及びませんでしたが、まずまずの結果になりました。
BUFFALO の無線LANルーター WSR-1166DHP3 は、ケーブルテレビの場合、出荷状態のままでは、上手くインターネットにつながらないようです。
メーカーのサポートによると、背面のスイッチを「ROUTER」と「MANUAL」にして、底面のRESETボタンを爪楊枝で 3秒間長押ししてからつなぐと上手くいくとのことでした。
ギガ対応のスイッチングハブに
ボクの部屋にはパソコンの他にも、テレビやブルーレイレコーダー、ゲーム機など、インターネットにつなげたい機器があります。

持っていた古いスイッチングハブを見てみると、LANポートが 100メガビット/秒になっていました。
同じく LANポートが 1ギガビット/秒に対応したスイッチングハブを買って、つないでみました。
インターネットの適当なデータ伝送速度計測サイトで測ってみると、パソコンの通信速度がおよそ 600メガビット/秒に落ちてしまいましたが、以前に比べると格段の速さです。
あとがき
今回、光回線にしたことで伝送速度が 1ギガビット/秒になりました。
光回線の伝送速度はかなり早いので、これまでのネットワーク機器では、その性能を活かしきれません。
結局のところ、無線LANルーターやスイッチングハブ、LANケーブルなどを、1ギガビット/秒に対応したものに買い換えることになりました。
光回線工事の前にはあらかじめ、それらのネットワーク機器を用意して、動作確認をしておくと、焦らずに済むと思われます。
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