岐阜県本巣市(もとすし)は、戦国時代の茶人として有名な古田織部が生まれた場所です。
ということで本巣市には、古田織部にちなみ「織部」と名前が付いた道の駅があります。
広い駐車場がよく混雑しているので、いつも素通りしてしまうのですが、久しぶりに立ち寄ってみました。
食事こそしませんでしたが、道の駅の敷地の中にあるおみやげコーナーや古田織部に関する展示館を見て回りました。
つぎは道の駅「織部の里もとす」の周辺を見に行きます。

樽見鉄道「織部」駅へは
道の駅「織部の里もとす」の織部展示館の西側には、樽見鉄道「織部」駅との間を行き来しやすいように、スロープになった通路が設けられています。
その通路を下っていくと、織部駅は目と鼻の先にあります。

織部駅の外観
織部駅に近付くと、そのコンクリートの壁面には「樽見鉄道 織部駅」と書かれていました。
ただ「織部駅」の部分だけは緑色だったので、そこは青織部を意識しているようです。
本当にそうなのかは、他の駅も確認してみないと判りませんけどね。
織部駅は無人駅なので

織部駅のプラットフォーム
さて織部駅は無人駅なので、プラットフォームの中へ自由に出入りできます。
ここに「古田織部の里 散策マップ」の看板があったので、この後の散策の参考にしました。

織部駅の待合所
駅の待合所の中に入ると、建物の内側 3方にたくさんの貼り紙があります。
樽見鉄道の写真や一泊二日のツアー旅行など、いろんな募集をこの場所でしているようです。
樽見鉄道に乗ったことはないのですが、面白そうなので今度乗ってみたくなりました。
ただ電車の本数が少ないので、思い付きで乗車と降車を繰り返すと、帰れなくなりそうです。
あらかじめある程度の予定は、組んでおいた方が良さそうです。
祐国寺まで足を伸ばして
駅で見た「古田織部の里 散策マップ」を参考にして、祐国寺に行くことにしました。
まずは線路に沿って南に進み、踏み切りを渡ってそのまま県道40号線を西に進みました。
- 神明神社
- 祐国寺の土塀
- 祐国寺の山門
ボクは集落の中を通りましたが、交差点「向道」で北へ曲がり、二俣で路地に入ると判りやすそうです。

鳩瓦
さて祐国寺に到着して、ふと土塀の屋根の上を見ると、そこに色こそ違いますが本物と見紛うばかりに造られた、粘土製の鳩(鳩瓦)が乗っかっていました。
そのとき初めて鳩瓦を見たのですが、実はそれほど珍しいものではないようです。
各地にあるそうなので、これからは出掛けた先で鳩瓦を探してしまいそうです。
祐国寺の境内へ

祐国寺の本堂と掃除が終わった境内
いざ祐国寺の境内に入ると、地元の檀家の方が 1人で境内の掃除をしていました。
直前に台風が列島を直撃したので、境内が散らかってしまい、掃除が大変だとのこと。
- 本堂と梵鐘
- よく手入れされた庭園
境内で写真を撮っていたら、境内の掃除も一段落したということで、本堂の中を見せていただけることになりました。
その方は本堂の中に同行してくれて、ガイドまでしてくださいました。
なお祐国寺は、古田織部のご先祖さんにあたる古田総兵衛の菩提寺になっています。
あとがき
今回はたまたま道の駅を出て、周辺を歩いてみました。
あまり期待していなかったのですが、結構新しい発見などがあって楽しかったです。
山の中にポツンとあるような道の駅の場合は仕方がありませんが、近くに宿場町などの見どころがあったら、積極的に見に行くと面白いかも知れません。
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