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【滋賀】長浜市の近江孤篷庵は小堀家の菩提寺 その2 (本堂と遠州流庭園篇)

神社仏閣めぐり
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国道365号線で滋賀県長浜市(ながはまし)のあねがわ温泉のあたりを走っていると、案内標識に「五先賢の館」と「近江孤篷庵」の文字があります。

前回は道に迷ってしまい「近江孤篷庵」だけだったので、今回は「五先賢の館」と「近江孤篷庵」の両方を訪れてきました。

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まずは近江孤篷庵(おうみ こほうあん)の駐車場から、長い参拝道を歩いて山門をくぐり抜け、本堂の手前まで来ました。

注文の多い近江孤篷庵

まずは近江孤篷庵の本堂の玄関先に注意書きがありましたので、それをよく読みました。
時系列に沿って並べ直すと、だいたい次のようなことが書かれています。

  1. まず履き物を玄関先で脱ぎ「玄関の間」に上がってください。
  2. 指定された拝観料を、そこに置いてある料金箱に入れてください。
  3. パンフレットを 1部ずつ受け取ってください。
  4. つぎに本堂中央の仏さまにお参りしてください。
  5. 庭園は本堂の縁側に座って静かに観賞し、庭園の中には立ち入らないでください。
  6. 写真の撮影はできますが、三脚の持ち込みは禁止です。

髪の生えたお坊さん

なおお寺の方は、奥で日常の生活をされています。
釣り銭をもらう必要がないように、小銭を用意してから参拝するのが良さそうです。

一風変わった枯山水庭園

ボクは枯山水庭園と聞くと、一面に砂利が敷き詰められていて、そこに水の流れを表す線が入れられているのを想像するのですが、こちらは一面に苔(こけ)が生えています。

近江孤篷庵は 100年ほどの間、廃寺も同然だったそうなので、その間に敷き詰められていた砂利が、土砂で埋まってしまったのかも知れません。

枯山水

ただ近江孤篷庵の枯山水庭園は、他とは違った良さがあるのでしょう。

全体としては連なる山々の手前に海原が広がっていて、左奥の列石が中国廬山の「五老峰」を表し、その手前に舳先(へさき)の上がった舟が浮かぶ様子を表現しているようです。

龍も水を飲みに来る池泉庭園

近江孤篷庵の池がある庭は本来、池泉回遊式庭園のようです。
しかし参拝者が庭園内への立ち入りを禁止されているので、池泉庭園なのでしょうね。

龍

池は琵琶湖を模しており、そこには大きな槙(まき)の枝が垂れ下がっています。
それはまるで龍が水を飲んでいるように見えるので、「大槙龍飲姿」と呼ばれています。

迫りくる新緑のモミジ

迫りくる新緑のモミジ

さて実際に本堂の縁側に座って、下から池泉庭園の奥の山を見上げてみました。
すると周囲の山に生えている新緑のモミジが、あたかもこちらに迫ってくるかのようです。

自然の生命力と迫力を感じられました。

本堂の襖絵も見どころ

近江孤篷庵の本堂の随所で見られる襖絵(ふすまえ)も見どころです。

昭和時代の染色家である皆川月華(みながわ げっか)さんの染彩画が使われており、めったに見られない芸術作品となっています。

山鉾

皆川月華さんは、京都祇園祭(ぎおんまつり)の山鉾(やまぼこ)で使用される、胴掛けや前掛けを長年に渡り制作していたそうです。

 

つぎは小堀家の墓所を見に行きます。

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