【滋賀】近江商人発祥の地五個荘を巡ってきた話 その10 (外村繁邸の土間から篇)

名所史跡めぐり
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五個荘(ごかしょう)の近江商人(おうみしょうにん)に興味があったので、滋賀県東近江市(ひがしおうみし)の五個荘を訪ねることにしました。

外村宇兵衛邸の拝観が済みましたので、道をはさんで南西にある外村繁邸に行きます。

うどんと天ぷらで腹ごしらえ

うどんと喫茶の店いっぺき
うどんと喫茶の店いっぺき

すぐに外村繁(とのむらしげる)邸に行こうかと思いましたが、お腹も空いてきました。
入り口の向かいに、おあつらえ向きのうどん屋さんがありましたので、食べていくことに。

うどんと喫茶の店いっぺき(店内から外を見て)
うどんと喫茶の店いっぺき(店内から外を見て)

一応、入り口の横に貼ってあるメニューも見ましたが、店内でもう一度メニューを開いて、結局お店がおすすめしている「いっぺき御膳」を注文しました。

うどんと喫茶の店いっぺきの店内
うどんと喫茶の店いっぺきの店内

「いっぺき御膳」とは、うどん、ご飯、天ぷら、惣菜などがセットになったもので、うどんは温かいものと冷たいものから選べます。

冷やしうどん

その日は熱中症寸前の暑さだったので、もちろん冷やしうどんを選択しました。
おいしかったので残さず食べたのですが、思いのほかお腹が一杯になってしまいました。

外村繁邸へいざ潜入!

外村繁邸の入り口
外村繁邸の入り口

では改めて、外村繁邸(外村繁文学館)へ入ります。
外村繁さんは、芥川賞こそ候補で終わりましたが、3つの賞を受賞した小説家です。

外村繁邸の門
外村繁邸の門

そのとき館内では、「懐かしのうちわ展」という催し物が開催されているようでした。
よく判りませんが、団扇に竹久夢二の絵のような女性の姿が描かれているようです。

外村繁邸の川戸
外村繁邸の川戸

門をくぐったところには、またもや川戸(かわと)がありました。
川戸とは、野菜や皿、鍋や釜を洗ったり、鯉を飼ったり、防火用水にもなる場所です。

ただ外村繁邸の川戸には、女性のことを考えて、石製の椅子が設置されています。

外村繁邸の母屋に

外村繁邸の玄関前
外村繁邸の玄関前

外村繁邸の井戸の脇を通って、玄関へと続く石畳の道を歩いていきました。

手押し式消防ポンプ
手押し式消防ポンプ

玄関先には、昔使われていたであろう、大小の手押し式消防ポンプが展示してあります。
昔から、井戸や川戸から水を汲みやすいこの場所に、置いてあったのでしょうか。

外村繁邸の玄関
外村繁邸の玄関

玄関を入ると、ここも「懐かしのうちわ展」のようで、引き戸に団扇が飾られています。
赤くひときわ大きな団扇には、宝船に乗った七福神が描かれています。

外村繁邸の茶の間
外村繁邸の茶の間

つぎの茶の間には、昔のラジオ、電話機やレコードプレーヤーが展示してあります。
団扇に隠れているレコードラックは、藤井彦四郎邸の洋館で見たものと、全く同じです。

涼と書かれた団扇

なお、ちゃぶ台の上の団扇は、観光客へのおもてなしで、自由に使っていいようです。

外村繁邸の台所の仕掛け

外村繁邸の台所
外村繁邸の台所

その奥へ進むと、昔ながらの台所になっています。

お風呂のアヒル

この台所には素晴らしい仕掛けがあって、奥の井戸で水を汲み上げて、すぐ横にある四角い木製の風呂水槽に入れると、お風呂場の浴槽に水が入るようになっています。

外村繁邸のお風呂のシステム

実は、井戸の横の風呂水槽と浴槽が、地面の下を通る埋み樋(うずみひ、埋設水道管)でつながっているのです(パスカルの原理:水面に大気圧がかかり、水面の高さが釣り合う)。

外村繁邸の五右衛門風呂
外村繁邸の五右衛門風呂

ただその浴槽とは、おもに家族で使用する、台所の横の五右衛門風呂ではないはずです。

ひのき風呂

この家の主人とお客さまが使われる、庭にあるお風呂とつながっているのでしょうね。
なぜなら、生きた銭(ぜに)を使うのが、近江商人の始末の心なのですから。

つぎは外村繁邸の座敷を見て回ります。

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