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【岐阜】紅葉で有名な大矢田神社を下見する その2 (もみじ谷から登山口まで篇)

神社仏閣めぐり
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道の駅「平成」からの帰り道、県道80号線を通って美濃市の「うだつの上がる町並み」を見に行こうとしたのですが、道を間違えてしまいました。

以前から気になっていた大矢田神社(おやだじんじゃ)への道を案内する看板をたまたま見掛けたので、立ち寄ってみることにしました。

須佐之男命

地元のお祭りである「ひんここ祭り」の御旅所を見たあとは、大矢田神社に移動して鳥居から夫婦樹の前まで歩いてきました。

【岐阜】紅葉で有名な大矢田神社を下見する その1 (御旅所から夫婦樹まで篇)
道の駅「平成」からの帰り道、県道80号線を通って美濃市の「うだつの上がる町並み」を見に行こうとしたのですが、道を間違えてしまいました。どうやら長良川鉄道「美濃市駅」の北にある交差点で、直進し...

飛騨・美濃紅葉三十三選の地

楓谷のやまもみじ

天然記念物もみじ谷のやまもみじ樹林

さらに参道を歩いていくと、石段がはじまる手前の右側に「飛騨・美濃紅葉三十三選の地」の 1つである「もみじ谷」がありました。

「楓谷」と書いて「もみじだに」と読むようです。

秋になると紅葉が美しいであろう「もみじ谷」も、冬なので葉がすっかり落ちています。
本当に寂しい風景で、参拝客が少ないのも頷(うなず)けます。

お百度石から直毘の滝へ

ではお百度石のところから石段を登り始めます。
しかし石段の一番下にお百度石があるのでは、お百度参りをするのもかなり大変そうです。

長い石段を登っていくと、左側の開けた場所に神奈備池が作ってあります。
その池の水はそのすこし上流にある「直毘の滝(なおびのたき)」から流れてきていました。

滝

直毘の神は穢(けが)れを祓(はら)うとされているので、大矢田神社へお参りする前にここでお祈りして、身を清めるようです。

ちなみに「直毘の滝」の源泉は、裏山の天王山にあるそうです。

手水舎で手と口を清めていると

手水舎

手水舎

さて長い石段を登ってくると、手水舎がありました。
当然のことながらここの水も、天王山の源泉から流れ出る水なのでしょうね。

ここで手と口を清めていると、石段の上から賑やかな声が聞こえてきました。
冬場なので、参拝客などほとんど居ないのかと思っていましたが、誰かがいるようです。

石段をさらに登って拝殿の前まで行くと、ベンチで休憩する登山客たちの姿がありました。
今しがた天王山から下りてきたばかりで、残りの人を待っているようです。

立派な拝殿でお参り

大矢田神社の拝殿

拝殿

まずは拝殿の賽銭箱の前に立って、作法に則(のっと)ってお参りを済ませました。

大矢田神社の拝殿は大きく立派で、渡り廊下で本殿とつながっています。
春と秋の「ひんここ祭り」の神幸祭のときには、大神様がここを渡ってくるのでしょう。

伊勢神宮の皇大神宮

ちなみに参拝したときには、業者の方が檜皮葺(ひわだぶき)の屋根の傷んだ部分を補修中でした。

伝統のある建物を昔の姿のまま維持していくのは、大変そうです。

天王山への道

本殿の周りを囲む塀に近付いて、中に建っている本殿の彫刻などを垣間見ていると、本殿の脇に天王山へと続く道を見付けました。

天王山頂上までの道のりは 1,200メートルとあります。
天王山の標高は 537.8メートルなので、ボク好みの登りやすそうな低山です。

家族で紅葉狩り

本堂の裏手から建物を見ていたら、さらに別の登山客が下りてきました。
登山道の途中には「大モミジ」などもあり、登山客に人気のハイキングコースのようです。

あとがき

現在大矢田神社のある場所にはもともと、天王山禅定寺というお寺がありました。
ところが明治政府による神仏分離令によって、廃寺になってしまったとのこと。

弘法大師

古くから続くお寺で、弘法大師空海が真言宗を広めると、奈良にある高野山金剛峯寺の末寺として大いに栄えたそうです。

ということで天王山禅定寺が所蔵していた、弘法大師の像や真筆の不動明王の絵などは現在大矢田神社に受け継がれています。

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