つい前日、近くのドラッグストアを訪れると、日本最大のトンボ「オニヤンマ」の模型が売られていました。
殺虫剤や忌避剤を使用しない「世界初の虫除けグッズ‼」とのこと。
ただ動かないトンボの模型にしては、ちょっと高すぎるような気がしました。
虫の天敵はオニヤンマですが、虫がオニヤンマを天敵として認識しているのかは、明らかになっていません。
たとえば蚊の視力は、人間の数百分の1 しかないと言われています。
ネットでいろいろ調べてみると、パラコードでオニヤンマっぽいものを作っている人がいました。
虫が、黄色と黒色の警告色に反応しているとすれば効果がありそうなので、作って検証してみることに。
パラコードとは、パラシュート・コードの通称。
もともとはパラシュートの吊り下げヒモでしたが、丈夫なので現在は多岐にわたって使われています。
パラコードを取り寄せ
ネットで調べてみるとパラコードは、ホームセンターや100円ショップなどで売られているのだとか。
近くの100円ショップやホームセンター、ワークマンなどを回って探してみることに。
ところが店頭に置かれているのは、黒色や迷彩柄などの地味な色合いのものばかりでした。
汚れが目立ちそうな黄色は、どこにも売られていません。

仕方がないのでパラコードは、ネットショップで注文してを取り寄せました。
強度はあまり必要ないので太さは 3ミリ、胴体用にイエローとブラック、目玉用にグリーンです。
ストラップ型オニヤンマ
パラコードの編み方は、ネットを探すとさまざまなものが公開されています。
説明がていねいで判りやすかったので、つぎの動画を参考にして、ストラップ型オニヤンマを編みました。
安全ピンタイプとカラビナタイプがありますが、動画にしたがってカラビナタイプを作ることに。
カラビナとリングのセットは、100円ショップで買ってきたものを使いました。

ということで、ネットの動画を参考にして、ストラップ型オニヤンマを編み上げました。
動画と違って 3ミリのパラロープを使ったので、全長13センチにするため一段余計に編んでいます。
ブレスレット型オニヤンマ
つぎは手首に巻く、ブレスレット型オニヤンマを編んでみました。
ストラップ型オニヤンマの動画の人が、ブレスレット型オニヤンマの動画も公開されています。
ストラップ型の編み方とは、編み始めと編み終わりが違いますが、途中は同じなので安心です。
なお編み終わり近くになったら、実際に手首に巻いて長さを確認することが大切です。


ということで、ネットの動画を参考にして、ブレスレット型オニヤンマを編み上げました。
手首を一周するのでストラップ型よりも長くなり、頭と尻尾にパラコードの留め具が付いています。
あとがき
パラロープでオニヤンマを編み上げた次の日はさっそく、降り続いた長雨直後の山に登ってきました。
ボディバッグにはストラップ型をぶら下げ、手首にはブレスレット型を巻いて検証します。
結果は、あまり効果がないように感じました。
理由は、ブレスレット型オニヤンマを巻いた手首のまわりを、ヤブ蚊が何匹も飛び回っていたからです。

ひとは、お金を出して買ったもの、苦労して作ったもの、には効果があると考えたくなるもの。
そのような心のはたらきを「バイアス(先入観)が掛かる」というそうです。
今回の検証はあくまで、パラコードで編んだオニヤンマに限ったものです。
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