はじめてパソコンを自作したのは、1990年代の中ごろでした。
毎週少しずつ、パソコンのパーツ(部品)を買い集め、必要なものが揃いましたので、いよいよ組み立てです。
パソコンのパーツに静電気は大敵!!
パソコンの組み立てには、細心の注意を払わなければなりません。
なかには、風呂場でパソコンを組み立てる人もいます。

風呂場って、普段からシャワーを使ったりするので、空気中にホコリがあまりないんですよね。
また、湿度が高いので静電気でバチッとなりません。

ただ、ボクはそこまではしませんでした。
静電気で部品を壊さないように、ゴム手袋をはめて、パソコンを組み立てることにしました。
マザーボードを準備

まずは、マザーボードを厚めのビニール袋から出して、その袋の上に置きました。
マザーボードが入れてあるビニール袋は、静電気対策がなされているそうです。
だから、その上にマザーボードを置くと静電気的に安全なのだそうです。
CPUの取り付けは、デリケート

つぎに、マザーボードの CPUソケットのレバーをはずしました。
CPUソケットは、押し込まなくても、CPU のピンがすんなり入るように作られています。

だから、CPUソケットに CPU の切り欠きの向きを合わせて載せました。
なお、CPUをレバーで固定して、さらにシリコングリスを薄く塗ることは忘れません。

なお、CPUクーラーの取り付けも忘れません。
CPUが発熱で壊れてしまっては、元も子もありませんからね。
メモリーは、力を入れすぎないで!!

メモリーもマザーボードのソケットに切り欠きを合わせてはめました。
ちょっと力が要りますが、無理な力が掛からないように気をつけました。
小さめのパーツをマザーボードに取り付け終わったので、いよいよマザーボードをケースに固定します。
マザーボードに電源コードをお忘れなく!

ケース側に、底上げネジを取り付けるときは、マザーボードの穴の位置に合わせました。
底上げネジの上にマザーボードを置いて、穴の位置を確認し、ネジ止めをしました。
そして、電源から伸びるコードを、マザーボードに差し込みました。
差し込みにくいので、いろんなコードがゴチャゴチャする前にやっておきました。
ビデオ機能やサウンド機能の追加

つぎに、ビデオカード(グラフィックボード)やサウンドカードを取り付けたりしました。
その当時は、ビデオ機能やサウンド機能は、あまり組み込まれていなかったのです。
たとえ、組み込まれていたとしても満足できるものではありませんでした。

最近のマザーボードには、ビデオ機能、サウンド機能、さらにはネット機能までもが当たり前のように組み込まれています。
だから、その機能を強化したい場合にのみ、ビデオカードなどを付ければよくなりました。
いい時代になりました。
ハードディスクは丁寧に

あとは、ハードディスクを丁寧に取り付けます。
ハードディスクをケースに固定したら、マザーボードとの間にデータ用コードをつなげ、電源との間に電源コードをつなげました。
ハードディスクの容量は、現在とは比べ物にならないほど少なく、3.2GBしかありませんでした。
当時は、そんな大容量なんて一生かかっても、使い切れるわけがないと思っていました。
ドライブはそれなりに

最後に、フロッピーディスクドライブやCD-ROMドライブなどの外部記憶媒体読み取り装置も、ハードディスク同様に取り付けました。
結局、パソコンの自作は、それほど難しいものではありませんでした。
もっとはやく、パソコンの自作をしてみればよかったです。

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あとがき
パソコンを自作し出したころは、1年から1年半ぐらいでCPUを交換していました。
それにとどまらず、その他のパーツもコロコロと買い替えていました。
なぜなら、OSのバージョンが上がるたびに、グラフィックを駆使した表現をするようになっていって、CPUの負荷が上がっていったからです。

さて最近のボクは、しばらくパソコンの構成を変えていません。
今のパソコンに、たいした不満もありません。
しかし、もうそろそろ、新しいパソコンを組み立てたくなってきました。
自作の虫が動き出したようです。
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