ラジオの AM放送がなくなってしまいそうです。
AM放送を廃止して FM放送に転換できるように、日本民間放送連盟(略称、民放連)が総務省に対して、制度の改正を求めようとしているそうです。
ちなみに現在、AM放送で流れている番組自体は、ワイドFM放送でも流されています。
ワイドFM放送に対応したラジオがあれば、もし AM放送がなくなっても問題なく聴けます。
中学生のころラジオを買ってもらって
ボクがラジオ放送を聞き始めたのは、中学生のころです。
祖母に小さなラジカセを買ってもらい、勉強しながらよく聴いていました。
世の中にはテレビを見ながらでも勉強できるという、器用な人がいるようです。
しかしボクには到底そんなまねはできないので、ラジオを聴くことにしました。
関東で放送されているニッポン放送が、夜になると何故か岐阜県でも受信できます。
それを利用して関東のラジオ番組を毎日聴いていました。
ニッポン放送でよく聴いたのは
そのころニッポン放送でよく聴いていたのは、「夜のドラマハウス」や「三宅裕司のヤングパラダイス」です。
夜のドラマハウス
短編のラジオドラマで、毎週月曜日から話が始まって、日を追うごとに話が少しずつ進み、金曜日に話が完結するというものでした。
毎週違う曲を題材にしてラジオドラマが作られており、ドラマが始まる前にその曲が流れるので、新曲でも何となく覚えてしまうことに。
堀江淳さんの「メモリーグラス」を初めて聴いたのは、このラジオ番組でした。
そのときは、歌声と名前から女性歌手だと思ったのですが、のちに売れだして男性だと判ったときにはたいへん驚きました。
三宅裕司のヤングパラダイス
劇団「スーパー・エキセントリック・シアター」の座長である、三宅裕司さんの番組でした。
次から次に面白い企画を立ち上げられて、中でも「ボクのワタシのハンドメイド宝くじ」が記憶に残っています。
- ラジオのパーソナリティ
- ハガキ職人
「ハンドメイド宝くじ」とはロトくじのようなもので、当時まだ日本になかったものです。
聴取者(リスナー)がハガキに数桁の番号を書いて、懸賞に応募していました。
その他にもいろんな企画があって、聴いていてまったく飽きませんでしたね。
AM放送とFM放送の特徴
さて日本の AM放送と FM放送とでは、使われる周波数帯や変調方式が違います。
判りやすい特徴としては、AM放送の方が遠くまで届くが雑音が入り易く、FM放送の方があまり遠くまで届かないが音がきれいだということです。
もし AM放送が廃止されて、そこで放送されていた番組がワイドFM放送で放送されることになると、音はきれいになりますがあまり遠くまで届かなくなるということです。
つまり夜になっても地方では、関東のラジオ放送は聴けなくなるのでしょうね。
あとがき
最近は、ラジオ放送がインターネットで配信される時代です。
広告収入が少なくなり、AM放送の廃止が検討されるのも、仕方がないのかも知れません。
ただし北海道や九州の離島などでは、距離がありすぎて FM放送が届きません。
そういう場所では、AM放送が引き続き利用されるようです。
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