小さな頃からボクには、両目の下にひとつずつ泣きボクロがあります。
母も片方の目の下にホクロがあるので、もしかすると母から遺伝したのかも知れません。

最近その泣きボクロのひとつが、短期間で大きくなって目立つようになってきました。
目からぼんやりと見えるので、多少煩わしく感じます。
家族はたびたびボクの顔を見るので、皮膚ガンかも知れない、と心配しているようです。
近くには皮膚科の専門病院がなかったので、総合病院で取り除いてもらいました。
まずは病院で診察
まずは近くの病院へ行って、お医者さんに大きくなったホクロを診察してもらいました。
悪性ではないとのことなので、ひとまずホッと胸をなで下ろします。

とりあえずはスピール膏を貼って、1週間ほど様子を見ることになりました。
スピール膏とは、皮膚の固くなった角質を柔らかくして、はがしやすくする効果のある膏薬です。
スピール膏を患部の大きさに切って、2~3日ごとに貼り替えていくのだとか。
まず最初のスピール膏は、看護師さんが貼り付けてくれました。
スピール膏を健康な皮膚に貼ると、ぶよぶよに柔らかくなってしまうそうです。
処方箋を持って薬局へ
病院のつぎは、処方箋を持ってとなりの薬局へ行きました。
お医者さんに処方された、スピール膏Mを買いに行きます。
ただスピール膏は患部の大きさに切って使うものなので、それだけではすぐに取れてしまいそうです。
スピール膏を固定できるものも、一緒に買って帰ることに。

薬剤師の方に相談すると、低刺激の絆創膏(ばんそうこう)を提案されました。
肌にやさしいそうなので、かぶれ易い人も安心して使えそうです。
2~3日おきに、貼り替える
さて診察からおよそ3日経ったところで、スピール膏を患部からはがしてみました。
はがすときにボツっという音がしましたが、患部に痛みはありません。
スピール膏を見ると、黒くなった角質がくっついていました。
ただ鏡で患部を見ると、すこしだけ小さくなったホクロが、依然として残っています。

スピール膏はタマネギをむくように、表面からすこしずつ角質を取りやすくする薬剤のようです。
病院で看護師さんがしていたように、スピール膏を小さく切って、また患部に貼り付けました。
一週間後に病院ふたたび
スピール膏を貼り直しながら 1週間経ったところで、ふたたび病院を訪れました。
大きくなったホクロが、スピール膏によってどうなったのかを、お医者さんに診てもらいます。

お医者さんは患部を見るなり「もう取れそう」といって、ピンセットでホクロをつまんでグリグリ。
ホクロは相当に柔らかくなっているのか、特に痛みはありません。
鏡で患部を見せてもらうと、紫色になって血がすこし出ていましたが、ホクロは無くなっていました。
なおホクロの根っこが残っていると、再発することがあるそうです。
あとがき
歯科病院は別として、ボクはめったに病院へ行きません。
ホクロが大きくなって煩わしいので、近隣のイボ取り地蔵にでも行ってこようか、と思っていました。

家族に勧められて、いざ病院へ行ってみると、結局 1週間で大きくなったホクロが取れてしまいました。
すぐに病院へ行っておけば良かったです。
ただ自分の勝手な判断で、スピール膏を使うのはダメです。
製造元のニチバンのスピール膏のページを見ると、目の周囲や顔面に使用するな、と書かれていました。
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