以前行った、福井県小浜市(おばまし)に、もう一度行ってきました。
すると、常高寺(じょうこうじ)は、花しょうぶ祭りの真っ最中でした。
小浜公園からスタート
前回は、山の方にばかり行っていましたが、福井県小浜市といえば海の近くです。
ということで、まずはちょっと海へ。

小浜公園の海側も公園になっていて、そこに立つと、海から漂う潮の香りを感じられます。

さらに、公園の中央には海鳥のモニュメントもあり、天気が良ければ日時計にもなるそうです。
ただ、他には目ぼしいものがありませんので、そうそうに引き上げました。
常高寺を目指して
常高寺は、すでに一度行っているので、その方角へ何となく歩いていきました。
しかし、まちのアチコチで道路工事をしているので、思ったとおりには進めません。

適当に迂回したら、常高寺の西にある西林寺へと続く階段を登ってしまいました。
そうして登り着いたところは、国道27号線の脇です。
少し東へ進むと、上手い具合に国道27号線から常高寺まで続く、道が伸びていました。
これも仏様のお導きでしょうか?(笑)
常高寺はたまたま花しょうぶ祭り

前回、常高寺に来たときには、参拝客などボク以外にほとんど見かけませんでした。
しかし今回は、門前の駐車場に数台の車が停まり、参拝客も歩いています。

常高寺では、6月 3日から24日までの間、「花しょうぶ祭り」が開催されているようです。

祭りの期間中は、楼門が簡易的に柵で封鎖され、受付が楼門の左側に開設されています。

入園料を払って花しょうぶ園に入ると、白と紫の花しょうぶが咲き乱れていました。
常高院のお墓へと続く階段
ただ、今回の目的は、常高院のお墓を見に行くことでした。
常高院とは、近江国の小谷城主浅井長政とお市の方(織田信長の妹)の間に生まれた、浅井三姉妹の中の次女、お初のことです。

何枚か花しょうぶの写真を取ったあとは、花しょうぶ園の奥からはじまる階段を登って、お墓を目指しました。

むかしは、国道27号線を横断するルートだったそうです。
しかし現在は安全のため、すぐ近くにあるトンネルの上を経由する、迂回ルートに変更されました。
常高院とそのお付の人たちのお墓
迂回ルートは、登って降りて、また登ってになっているので、階段が苦手な人は大変です。

ただ、それほど長い距離ではないので、てくてくと階段を歩いていくと、比較的すぐに、常高院のお墓に着きました。

常高院のお墓は、宝篋印塔(ほうきょういんとう)になっています。
宝篋印塔とは、本来は、宝篋印の梵語の呪文を収めた塔のことですが、のちに供養塔や墓碑塔としても建てられるようになりました。
なお、敷地の縁には、侍女と尼僧の墓石がずらりと並べられ、今なお、常高院のお墓を護っています。
回遊式庭園はコケがびっしり!

お墓から戻ってきたら、つぎは回遊式庭園を見に行きました。
建物の外周に沿って、ぐるりと庭園が広がっていますので、いろんな場所をいろんな角度から楽しめます。

最近、都会の人に人気のコケもびっしりと生えていますので、コケ好きには堪(たま)らない場所かと思います。
ただボクは山育ちだからか、コケは当たり前過ぎて特に何も感じません。
小浜めぐりは、まだまだ続きます。
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